抱朴子外篇 / 廣譬
抱樸子曰:熊羆不校捷於狐貍,金鶚不兢擊於小鷂。是以張耳掩壯於抱關,朱亥竄勇於鼓刀。
新字:抱樸子曰:熊羆不校捷於狐貍,金鶚不兢撃於小鷂。是以張耳掩壮於抱関,朱亥竄勇於鼓刀。
書き下し
抱朴子曰く、熊羆は捷を狐貍に校べず、金鶚は小鷂と撃つを兢わず。是を以て張耳は壮を抱関に掩し、朱亥は勇を鼓刀に竄す。
現代語訳
抱朴子は言う。熊や羆は狐や狸と素早さを比べず、金の鷲は小さなはやぶさと撃ち合いを競わない。だから張耳は壮年の気概を門番の仕事の中に隠し、朱亥は勇を肉屋の仕事の中に潜ませた。
解説
熊羆が狐狸と素早さを競わず、金鶚が小鷂と撃ち合いを競わないのは、強い者が小さな相手と張り合わないからです。この比喩が「張耳は壮を抱関に掩し、朱亥は勇を鼓刀に竄す」へ続き、門番や肉屋の仕事の中に大きな力を潜ませた例に重なります。真に力のある人は、目先の優劣を争わず、時機まで身を低くしています。職場でも、目立たない持ち場で黙々と力を蓄えている人は多くいます。見えている役割だけで人を判断せず、その底の深さを想像する余地を残したい段です。
この章句が説くこと
熊羆は捷を狐貍に校べず張耳は壮を抱関に掩し朱亥は勇を鼓刀に竄す潜在力謙
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