導師導古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

抱朴子外篇 / 博喻

抱樸子曰:達乎通塞之至理者,不悁悒於窮否;審乎自然之有命者,不逸豫於道行。故縈抑淵洿,則遺慍悶之心;振耀宸戶衣,而無得意之色。三仕三已,則其人也。

新字:抱樸子曰:達乎通塞之至理者,不悁悒於窮否;審乎自然之有命者,不逸予於道行。故縈抑淵洿,則遺慍悶之心;振耀宸戸衣,而無得意之色。三仕三已,則其人也。

書き下し

抱朴子曰く、通塞の至理に達する者は、窮否に悁悒せず、自然の命有るを審らかにする者は、道行わるるに逸豫せず。故に淵洿に縈抑せらるれば、則ち慍悶の心を遺れ、宸扆に振耀すれば、而も得意の色無し。三たび仕え三たび已めらるるは、則ち其の人なり。

現代語訳

抱朴子は言う。通ずることと塞がることの至理に通じた者は、窮して不遇でも思い悩まず、自然に定めがあることを明らかに知る者は、道が行われても気ままに楽しまない。だから深い淵に押し込められても、不満や憂いの心を忘れ、天子の屏風の前で輝いても、得意の顔色がない。三度仕えて三度退けられても平然としているのは、まさにそういう人である。

解説

「通塞の至理に達する者は、窮否に悁悒せず」。順境と逆境が巡るものだと分かっている人は、不遇に沈まず、うまくいっても浮かれません。低い地位に押し込められれば不満を忘れ、君主の前で輝いても得意の顔をしない。三度仕えて三度退けられても平然としている人が、その見本とされます。評価や人事は自分の手の外で動くことが多く、昇進にも降格にも心の振れ幅を小さくしておく者のほうが、長く安定した仕事をします。浮き沈みの中で判断の質を保つ力を述べた段です。

この章句が説くこと

通塞の至理に達する者窮否に悁悒せず得意の色無し平常心逆境

関連する章句

古典の入門書『人生の教科書』の表紙

人生の答えは、ぜんぶ古典に書いてあった。

古典の入門書『人生の教科書』(PDF)と、師導の全機能1か月がセットで700円。二十四の悩みに、論語・老子・孫子から徒然草・五輪書までが答えます。

本の中身を見る
古典の入門書『人生の教科書』(PDF)+師導1か月=700円 本を見る