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抱朴子外篇 / 博喻

抱樸子曰:繁林翳薈,則羽族雲萃;玄淵浩汗,則鱗群兢赴。德盛業廣,則宅心者眾,舍瑕錄用,即遠懷近集。

新字:抱樸子曰:繁林翳薈,則羽族雲萃;玄淵浩汗,則鱗群兢赴。徳盛業広,則宅心者衆,舎瑕録用,即遠懐近集。

書き下し

抱朴子曰く、繁林翳薈なれば、則ち羽族雲のごとく萃まり、玄淵浩汗なれば、則ち鱗群兢いて赴く。徳盛んに業広ければ、則ち心を宅く者衆く、瑕を舎てて用を録せば、即ち遠きは懐き近きは集まる。

現代語訳

抱朴子は言う。茂った林が鬱蒼としていれば、鳥の類が雲のように集まり、深い淵が広々としていれば、魚の群れが競って向かう。徳が盛んで事業が広ければ、心を寄せる者が多くなり、欠点を捨てて用いるべき点を取り上げるなら、遠くの者は慕い、近くの者は集まってくる。

解説

茂った森に鳥が集まり、深い淵に魚が寄る。同じ理屈で、徳が盛んで事業が広ければ人は心を寄せる、という対応です。最後の「瑕を舎てて用を録せば」が実務的で、欠点を理由に切り捨てず、使える点を取り上げよ、と言います。人が集まる組織は、完璧な人を探す組織ではなく、長所を見つけて用いる組織です。採用や登用で減点法に偏っていないかを振り返る材料になります。

この章句が説くこと

徳盛んに業広ければ瑕を舎てて用を録せば遠きは懐き近きは集まる人望長所登用

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