抱朴子外篇 / 博喻
抱樸子曰:南威青琴,姣冶之極,而必俟盛飾以增麗,回賜遊夏,雖天才雋朗,而實須《墳》《誥》以廣智。
新字:抱樸子曰:南威青琴,姣冶之極,而必俟盛飾以增麗,回賜遊夏,雖天才雋朗,而実須《墳》《誥》以広智。
書き下し
抱朴子曰く、南威・青琴は姣冶の極みなれども、必ず盛飾を俟ちて以て麗を増し、回・賜・遊・夏は天才雋朗なりと雖も、実に墳・誥を須ちて以て智を広む。
現代語訳
抱朴子は言う。南威や青琴は艶やかさの極みであるが、それでも必ず盛んな装いを待って美しさを増し、顔回・子貢・子游・子夏は天賦の才が明らかに優れているとはいえ、実際には『墳』『誥』のような古典を用いて智を広げた。
解説
絶世の美人でさえ装いで美しさを増し、孔門の俊才でさえ古典によって智を広げた、という対の形です。「天才雋朗なりと雖も」と、生まれつきの優秀さを認めたうえで学びを求めているのが要点です。才能のある新人ほど自己流で伸びると考えがちですが、型や先人の蓄積に触れさせると伸びる幅が変わります。優秀な部下には仕事を任せるだけでなく、読むべきものと基準も渡す。それが才を使い切らせる側の仕事になります。
この章句が説くこと
必ず盛飾を俟ちて以て麗を増し天才雋朗なりと雖も実に墳・誥を須ちて以て智を広む天才古典装い
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