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抱朴子外篇 / 博喻

抱樸子曰:否終則承之以泰,晦極則清輝晨耀。是以垂耳吳阪者,騁千里之逸軌;縈鱗九淵者,淩虹霓以高蹈。

新字:抱樸子曰:否終則承之以泰,晦極則清輝晨耀。是以垂耳呉阪者,騁千里之逸軌;縈鱗九淵者,淩虹霓以高蹈。

書き下し

抱朴子曰く、否終われば則ち之に承くるに泰を以てし、晦極まれば則ち清輝は晨に耀く。是を以て耳を呉阪に垂るる者は、千里の逸軌に騁せ、鱗を九淵に縈う者は、虹霓を凌ぎて高く蹈む。

現代語訳

抱朴子は言う。塞がる時が終われば、その次には通じる泰の時が来る。暗さが極まれば、清らかな光が朝に輝く。だから、呉の坂で耳を垂れて苦しんでいた馬は、千里を駆ける速さで走り、九重の淵に鱗をひそめていた者は、虹を凌いで高く舞い上がる。

解説

どん底は永遠には続かない、という循環の句です。「否終われば則ち之に承くるに泰を以てし」。『易』の否と泰の語を踏まえ、暗闇が極まれば朝の光が来ると言います。坂で耳を垂れていた馬が千里を駆け、淵に潜んでいた者が虹を越えて舞い上がる、という具体の像が続きます。現場では、低迷期の部下や自分に向けた言葉になります。ただ、待てば来ると言うのではなく、淵にいる間に鱗を整えるという含みで読むと、停滞期の過ごし方の問いになります。

この章句が説くこと

否終われば則ち之に承くるに泰を以てし晦極まれば則ち清輝は晨に耀く鱗を九淵に縈う者は虹霓を凌ぎて高く蹈む逆境転機

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