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抱朴子外篇 / 君道

是以七政不亂象於玄極,寒溫不謬節而錯集。四靈備覿,芝華灼粲。甘露淋漉以霄附,嘉穗婀娜而盈箱。。丹魃逐於神潢,玄厲拘於廣朔。百川無沸騰之異,南箕謐偃禾之暴,物無詭時之雕,人無嗟慨之響。囹圄虛陳,五刑寢厝。正朔所不加,冕紳所不暨,氈裘皮服,山棲海竄,莫不含歡革面,感和重譯,靈禽貢於彤庭,瑤環獻自西極。員首遽善,猶氤氳之順勁風;要荒承指,若響亮之和絕音。誠升隆之盛致,三五之軌躅也。故能固廟祧於罔極,繁本枝乎百世矣。

新字:是以七政不乱象於玄極,寒温不謬節而錯集。四霊備覿,芝華灼粲。甘露淋漉以霄附,嘉穂婀娜而盈箱。。丹魃逐於神潢,玄厲拘於広朔。百川無沸騰之異,南箕謐偃禾之暴,物無詭時之雕,人無嗟慨之響。囹圄虚陳,五刑寝厝。正朔所不加,冕紳所不暨,氈裘皮服,山棲海竄,莫不含歓革面,感和重訳,霊禽貢於彤庭,瑤環献自西極。員首遽善,猶氤氳之順勁風;要荒承指,若響亮之和絶音。誠升隆之盛致,三五之軌躅也。故能固廟祧於罔極,繁本枝乎百世矣。

書き下し

是を以て七政は玄極に象を乱さず、寒温は節を謬りて錯り集まらず。四霊備わり覿れ、芝華灼粲たり。甘露は淋漉として霄に附き、嘉穂は婀娜として箱に盈つ。丹魃は神潢に逐われ、玄厲は広朔に拘わる。百川に沸騰の異無く、南箕に偃禾の暴を謐め、物に時に詭うの雕無く、人に嗟慨の響き無し。囹圄は虚しく陳なり、五刑は寝厝す。正朔の加わらざる所、冕紳の暨ばざる所、氈裘皮服、山に棲み海に竄れたる者も、含歓し面を革め、和に感じて訳を重ねざる莫し。霊禽は彤庭に貢ぎ、瑤環は西極より献ぜらる。員首の遽かに善なること、猶お氤氳の勁風に順うがごとし。要荒の指を承くること、響亮の絶音に和するが若し。誠に升隆の盛致、三五の軌躅なり。故に能く廟祧を罔極に固くし、本枝を百世に繁くす。

現代語訳

こうして日月五星は天の極にその象を乱さず、寒さと暑さは節度を誤って入り混じることがない。四霊(麒麟・鳳凰・亀・竜)が揃って現れ、霊芝の花はまばゆく輝く。甘露はしたたり空に付き、実りの穂は豊かに箱に満ちる。旱魃の神は天の川に追われ、疫病の神は北の果てに閉じこめられる。多くの川に沸き立つ異変はなく、南の箕星は穀物を倒す暴風を静め、物は時節に背く傷みなく、人に嘆きの声がない。牢獄は空しく並び、五刑は寝かされて置かれる。暦の及ばない所、冠や礼服の及ばない所、毛織物や皮衣の民、山に棲み海に隠れた者でも、喜びを含んで態度を改め、和に感じて幾重にも通訳を重ねて参上しない者はない。霊妙な鳥は赤い宮廷に貢ぎ、玉の環は西の果てから献上される。人々がたちまち善になることは、立ち込める気が強い風に従うようであり、辺境の民が指図を受けるのは、響きが絶えた音に和すようである。まことに盛んに隆えた極みであり、三皇五帝の足跡である。だからこそ祖先の廟を限りなく堅くし、本家と分家を百世にわたって繁栄させる。

解説

理想の統治が成ったときの吉兆を、星辰、気候、瑞獣、牢獄の空虚さ、遠方の朝貢まで並べて描く段です。ここでの要点は「囹圄は虚しく陳なり、五刑は寝厝す」で、刑罰が使われなくなることを治世の証と見る点です。これらは誇張を含む修辞であり、史実の記述ではなく、前段までの行いが積み重なった先の理想像として読むのが適当です。現代の組織に引き寄せれば、懲戒や処分が必要ない状態を良い運営の指標に置く、という見方になります。罰の数ではなく、罰が要らなくなる仕組みを目標にする視点です。

この章句が説くこと

五刑は寝厝す百川に沸騰の異無く人に嗟慨の響き無し本枝を百世に繁くす善政安定

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