兵法家伝書 / 活人劔病氣を去る三・指目の目付
一 病氣を去ル三之事 敵にある病也 神と心との二心得あり 一 指目の目付 拍子の持所之事口傳すべし
新字:一 病気を去ル三之事 敵にある病也 神と心との二心得あり 一 指目の目付 拍子の持所之事口伝すべし
書き下し
一 病氣を去ル三之事 敵にある病也 神と心との二心得あり 一 指目の目付 拍子の持所之事口傳すべし
現代語訳
一、病気を去る三のこと。敵にある病である。神と心との二つの心得がある。一、指目の目付け。拍子の持ち所のことは口伝とすべきである。
解説
この段は項目名を中心とした目録に近い短い記述で、病気を去る三という項目を挙げ、これは敵にある病だと断っています。神と心との二つの心得がある、という点が本文に記されています。続いて指目の目付けが挙げられ、拍子の持ち所は口伝とされます。内容の説明は本文にほとんどなく、口伝に委ねられています。ここでの「病」は兵法の偏りや滞りを指す語として使われていますが、本文は具体を述べていません。仕事の面では、核心を文書に残さず口頭で伝える領域があることを示しています。何を書き、何を直接伝えるかを分けて設計することは、教育や引き継ぎで役立ちます。
この章句が説くこと
病気を去る指目目付け拍子口伝兵法家伝書
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