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群書治要 / 『群書治要』毛詩・謀夫多くして事は成らず

謀臧不從、不臧覆用、我龜既厭、不我告猶、謀夫孔多、是用不集、發言盈庭、誰敢執其咎、如彼築室于道謀、是用不潰于成、不敢暴虎、不敢馮河、人知其一、莫知其他。

新字:謀臧不従、不臧覆用、我亀既厭、不我告猶、謀夫孔多、是用不集、発言盈庭、誰敢執其咎、如彼築室于道謀、是用不潰于成、不敢暴虎、不敢馮河、人知其一、莫知其他。

書き下し

謀の臧きは従わず、臧からざるは覆って用う。我が亀既に厭いて、我に猶を告げず。謀夫孔だ多く、是を用て集らず。言を発すること庭に盈つれども、誰か敢えて其の咎を執らん。彼の室を道に築くに謀るが如く、是を用て成るに潰らず。敢えて虎を暴にせず、敢えて河を馮らず。人其の一を知りて、其の他を知る莫し。

現代語訳

良い計画は採用されず、良くない計画が繰り返し採られます。占いの亀もうんざりして、もう私に吉凶を告げてくれません。計画を立てる者はたいへん多く、そのため話がまとまりません。朝廷には発言があふれても、誰が責任を負おうとするでしょうか。道端で家を建てるのに通行人に相談するようなもので、いつまでも完成しません。素手で虎に挑む無謀も、徒歩で大河を渡る無謀も、人は避けます。けれども人々は目先の一つの危険だけを知って、国が滅びるという大きな危険を知らないのです。

解説

『詩経』小雅の小旻は、大夫が周の幽王の政治を嘆いた詩とされます。良い計画は採られず、まずい案ばかりが採用され、占いの亀さえあきれて吉凶を告げない、と始まります。計画を立てる者ばかりが多くて意見が一つにならず、朝廷に発言があふれても誰も責任を取ろうとしない。道端で家を建てるのに通行人に相談するように、いつまでも完成しないと皮肉ります。会議が多いのに決まらず、決まっても誰も引き受けない職場の姿によく似ています。意見の数ではなく、決める人と責任を負う人を明確にする大切さを示す詩です。
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この章句が説くこと

小旻謀夫築室道謀責任会議決断

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