導師導古典を学びたいすべての人に

五行大義 / 第八論合

支合者。日月行次之所合也。正月。日月會於諏訾之次。諏訾。亥也。一名豕韋。斗建在寅。故寅與亥合。 二月。日月會於降婁之次。降婁。戌也。斗建在卯。故卯與戌合。 三月。日月會於大梁之次。大梁。酉也。斗建在辰。故辰與酉合。 四月。日月會於實沈之次。實沈。申也。斗建在巳。故巳與申合。 五月。日月會於鶉首之次。鶉首。未也。斗建在午。故午與未合。

新字:支合者。日月行次之所合也。正月。日月会於諏訾之次。諏訾。亥也。一名豕韋。斗建在寅。故寅与亥合。 二月。日月会於降婁之次。降婁。戌也。斗建在卯。故卯与戌合。 三月。日月会於大梁之次。大梁。酉也。斗建在辰。故辰与酉合。 四月。日月会於実沈之次。実沈。申也。斗建在巳。故巳与申合。 五月。日月会於鶉首之次。鶉首。未也。斗建在午。故午与未合。

書き下し

支合とは、日月の行次の合う所なり。正月、日月は諏訾(しゅし)の次に会す。諏訾は亥なり、一名豕韋(しい)。斗建は寅に在り、故に寅は亥と合す。 二月、日月は降婁(こうろう)の次に会す。降婁は戌なり。斗建は卯に在り、故に卯は戌と合す。 三月、日月は大梁(たいりょう)の次に会す。大梁は酉なり。斗建は辰に在り、故に辰は酉と合す。 四月、日月は実沈(じっちん)の次に会す。実沈は申なり。斗建は巳に在り、故に巳は申と合す。 五月、日月は鶉首(じゅんしゅ)の次に会す。鶉首は未なり。斗建は午に在り、故に午は未と合す。

現代語訳

支合とは、太陽と月がめぐってゆく途中の宿り(次)で出会うところによる合である。正月には、太陽と月は諏訾(しゅし)の次で出会う。諏訾は亥にあたり、別名を豕韋(しい)という。北斗の柄が指す方位(斗建)は寅にある。だから寅は亥と合う。 二月には、太陽と月は降婁(こうろう)の次で出会う。降婁は戌にあたる。斗建は卯にある。だから卯は戌と合う。 三月には、太陽と月は大梁(たいりょう)の次で出会う。大梁は酉にあたる。斗建は辰にある。だから辰は酉と合う。 四月には、太陽と月は実沈(じっちん)の次で出会う。実沈は申にあたる。斗建は巳にある。だから巳は申と合う。 五月には、太陽と月は鶉首(じゅんしゅ)の次で出会う。鶉首は未にあたる。斗建は午にある。だから午は未と合う。

解説

十二支どうしの「支合」(六合)の根拠を、天文から説く部分である。古代中国では、天の赤道帯を十二に分けて「十二次」と呼び、諏訾・降婁・大梁などの名をつけ、十二支に当てた。毎月の朔(ついたち)に太陽と月が重なる位置は、この十二次を一年かけて順にめぐってゆく。一方、夕方に北斗七星の柄が指す方位は月ごとに十二支を一つずつ進み、これを斗建(月建)という。正月は寅の月と呼ばれるのはこのためである。この段は、その月の斗建の支と、日月が会する次の支とを「合」とする。正月なら斗建の寅と、日月の会する亥とが合う。二月は卯と戌、三月は辰と酉というふうに、一方が進めば他方は逆に退くので、組み合わせは左右対称の形になる。寅と亥の合のような支合は、後の四柱推命や暦注で今も使われている。空を見上げて得た二つの周期の重なりを、支と支の縁として読み取ったところに、この説の着想がある。

この章句が説くこと

五行大義支合十二次斗建六合

関連する章句

古典の入門書『人生の教科書』の表紙

人生の答えは、ぜんぶ古典に書いてあった。

古典の入門書『人生の教科書』(PDF)と、師導の全機能1か月がセットで700円。二十四の悩みに、論語・老子・孫子から徒然草・五輪書までが答えます。

本の中身を見る
古典の入門書『人生の教科書』(PDF)+師導1か月=700円 本を見る