五行大義 / 第八論合
干合者。己爲甲妻。故甲與己合。辛爲丙妻。故丙與辛合。癸爲戊妻。故癸與戊合。乙爲庚妻。故乙與庚合。丁爲壬妻。故壬與丁合。季氏陰陽說曰。木八畏庚九。故以妹乙妻庚。庚氣在秋。和以木氣。是以薺麥當秋而生。所謂妻來之義。火七畏壬六。故以妹丁妻壬。壬得火熱氣。故款冬當冬而華。金九畏丙七。故以妹辛妻丙。丙得金氣。故首夏靡草薺麥死。故夏至之後。三庚爲伏。以畏火也。土五畏甲八。故以妹己妻甲。土帶陰陽。合以雌嫁木。故能生物也。水六畏土五。故以妹癸妻戊。五行相和。是其合也。
新字:干合者。己為甲妻。故甲与己合。辛為丙妻。故丙与辛合。癸為戊妻。故癸与戊合。乙為庚妻。故乙与庚合。丁為壬妻。故壬与丁合。季氏陰陽説曰。木八畏庚九。故以妹乙妻庚。庚気在秋。和以木気。是以薺麦当秋而生。所謂妻来之義。火七畏壬六。故以妹丁妻壬。壬得火熱気。故款冬当冬而華。金九畏丙七。故以妹辛妻丙。丙得金気。故首夏靡草薺麦死。故夏至之後。三庚為伏。以畏火也。土五畏甲八。故以妹己妻甲。土帯陰陽。合以雌嫁木。故能生物也。水六畏土五。故以妹癸妻戊。五行相和。是其合也。
書き下し
干合とは、己は甲の妻為り、故に甲は己と合す。辛は丙の妻為り、故に丙は辛と合す。癸は戊の妻為り、故に癸は戊と合す。乙は庚の妻為り、故に乙は庚と合す。丁は壬の妻為り、故に壬は丁と合す。季氏の陰陽説に曰く、木八は庚九を畏る、故に妹の乙を以て庚に妻(めあわ)す。庚の気は秋に在り、和するに木気を以てす。是を以て薺麦(せいばく)は秋に当たりて生ず。所謂妻来の義なり。火七は壬六を畏る、故に妹の丁を以て壬に妻す。壬は火の熱気を得、故に款冬(かんとう)は冬に当たりて華さく。金九は丙七を畏る、故に妹の辛を以て丙に妻す。丙は金気を得、故に首夏に靡草(びそう)・薺麦死す。故に夏至の後、三庚を伏と為すは、以て火を畏るればなり。土五は甲八を畏る、故に妹の己を以て甲に妻す。土は陰陽を帯び、合するに雌を以て木に嫁す、故に能く物を生ずるなり。水六は土五を畏る、故に妹の癸を以て戊に妻す。五行相和す、是れ其の合なり。
現代語訳
干合とは次のようなものである。己は甲の妻であるから、甲は己と合う。辛は丙の妻であるから、丙は辛と合う。癸は戊の妻であるから、癸は戊と合う。乙は庚の妻であるから、乙は庚と合う。丁は壬の妻であるから、壬は丁と合う。『季氏陰陽説』には次のようにある。木(数は八)は庚の金(数は九)を畏れる。そこで妹の乙を庚にめあわせる。庚の気は秋にあるが、それを木の気で和らげる。だから薺(なずな)や麦は秋に芽を出す。これがいわゆる「妻が来る」という意味である。火(七)は壬の水(六)を畏れる。そこで妹の丁を壬にめあわせる。壬は火の熱気を得るので、款冬(ふきのとう)は冬に花を咲かせる。金(九)は丙の火(七)を畏れる。そこで妹の辛を丙にめあわせる。丙は金の気を得るので、初夏には靡草(なびく細い草)や薺・麦が枯れる。そのため夏至の後、三度目の庚の日を「伏」とするのは、金が火を畏れるからである。土(五)は甲の木(八)を畏れる。そこで妹の己を甲にめあわせる。土は陰陽を帯びており、雌として木に嫁いで合うので、物を生み出すことができるのである。水(六)は土(五)を畏れる。そこで妹の癸を戊にめあわせる。五行が互いに和らぎ合う、これが干の合である。
解説
この章句が説くこと
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