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言志四録 / 言志耋録 第二百二十八条 志は不朽に在るべし

人不能百歲。只當志在不朽。志在不朽。則業不朽。業在不朽。則名不朽。名在不朽。則世世子孫亦不朽。

新字:人不能百歳。只当志在不朽。志在不朽。則業不朽。業在不朽。則名不朽。名在不朽。則世世子孫亦不朽。

書き下し

人は百歳なる能はず。只だ当に志不朽に在るべし。志不朽に在れば、則ち業不朽なり。業不朽に在れば、則ち名不朽なり。名不朽に在れば、則ち世世の子孫も亦不朽なり。

現代語訳

人は百歳まで生きることはできない。ただ志を不朽のところに置くべきである。志が不朽を目指していれば、事業も朽ちない。事業が朽ちないものであれば、名も朽ちない。名が朽ちなければ、代々の子孫もまた朽ちることがない。

解説

限りある命の中で何を残すかを、志・業・名・子孫の連鎖で示した一条です。人は百年も生きられない。だからこそ志を朽ちないものに向けよ、と一斎は言います。志が不朽を目指せば、その仕事も朽ちず、仕事が残れば名も残り、名が残れば子孫にまで及ぶ。左伝に徳・功・言を「三不朽」とする言葉があり、一斎の発想もその流れにあります。ここでの名は評判や虚名ではなく、残した仕事に自然に伴うものとして置かれている点が大切です。八十を過ぎた一斎が、自分の死後を見据えて書いた言葉でもあります。自分の仕事が、自分がいなくなった後に何を残すのかを考える材料になります。

この章句が説くこと

立志不朽事業名継承

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