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言志四録 / 言志後録 第五条 教は外より入り工夫は内より出づ

凡敎自外而入。工夫自內而出。自內而出。必驗諸外。自外而入。當原諸內。

新字:凡教自外而入。工夫自内而出。自内而出。必験諸外。自外而入。当原諸内。

書き下し

凡そ教は外より入り、工夫は内より出づ。内より出づるものは、必ず諸を外に験す。外より入るものは、当に諸を内に原ぬべし。

現代語訳

およそ教えは外から入ってくるものであり、工夫(修養の努力)は内から出てくるものである。内から出てくるものは、必ずそれを外の事実で確かめる。外から入ってくるものは、それを内なる心に照らしてその本を尋ねるべきである。

解説

学びには外から受け取る「教」と、内から生まれる「工夫」の二つの流れがある、と一斎は整理します。そのうえで、それぞれに逆向きの点検を課しているのが要です。自分の内から出た考えは、独りよがりにならないよう外の事実で確かめる。外から教わったことは、鵜呑みにせず自分の心に照らして根を探る。内と外を往復させることで、学びが偏らないようにしているのです。前録で心で得ることを繰り返し説いた一斎が、ここで外による検証も同じ重さで置いている点に、朱子学と陽明学のあいだに立つ姿勢が見えます。研修で学んだことを自分の実感と照らし、自分の思いつきを現場のデータで確かめているか。その両方を省みる手がかりになります。

この章句が説くこと

教育工夫内省検証学問の方法

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