導師導古典を学びたいすべての人に

言志四録 / 言志録 第二百十五条 孝子は即ち忠臣

孝子卽忠臣。賢相即良將。

新字:孝子即忠臣。賢相即良将。

書き下し

孝子は即ち忠臣、賢相は即ち良将なり。

現代語訳

親に孝行な子はそのまま忠臣となり、賢い宰相はそのまま優れた将軍となる。

解説

わずか十字の短い条ですが、徳と才能は分野ごとに別々のものではなく、根本は一つだという一斎の考えがよく表れています。親によく仕える心は、主君や組織によく仕える心と同じ根から出ている。政治を正しく見通す宰相の見識は、軍を率いる将の判断力とも通じている。『孝経』に「君子の親に事ふるや孝、故に忠を君に移すべし」とあるように、孝から忠への移行は儒学の伝統的な考え方です。前の数条で親と自分の一体を説いた流れを受けて、それが公の場での働きへとつながることを示しています。一つの場で誠実な人は別の場でも誠実であるという見方は、人を任用するときの一つの観点になりそうです。

この章句が説くこと

孝忠人物人材登用根本

関連する章句

古典の入門書『人生の教科書』の表紙

人生の答えは、ぜんぶ古典に書いてあった。

古典の入門書『人生の教科書』(PDF)と、師導の全機能1か月がセットで700円。二十四の悩みに、論語・老子・孫子から徒然草・五輪書までが答えます。

本の中身を見る
古典の入門書『人生の教科書』(PDF)+師導1か月=700円 本を見る