言志四録 / 言志録 第六十一条 一芸の士は皆語るべし
一藝之士。皆可語。
新字:一芸之士。皆可語。
書き下し
一芸の士は、皆語るべし。
現代語訳
一つの技芸に通じた人とは、誰とでも語り合う価値がある。
解説
わずか七字の短い条ですが、一斎の人の見方がよく表れています。学者でも武士でも職人でも、一つの道を深く究めた人には、その道を通してつかんだ本物の知恵があり、身分や分野を問わず語り合うに値する、というのです。論語の「三人行へば必ず我が師有り」にも通じる考え方でしょう。一斎自身、昌平坂学問所の儒官という立場にありながら、多くの門人や来訪者と交わり、幅広い人々から学んだと伝えられます。次の条では、人と話すときは相手の得意なことを語らせよと続けます。肩書きや業界の違いを越えて、一芸に秀でた人の話に耳を傾ける機会を、自分はどれほど持っているかを振り返らせる一条です。
この章句が説くこと
専門性人に学ぶ交友一芸謙虚
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論語・郷党篇太廟に入りて、事毎に問う。
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人生の答えは、ぜんぶ古典に書いてあった。
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