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易経 / 謙卦

謙謙君子,卑以自牧也。 鳴謙貞吉,中心得也。 勞謙君子,萬民服也。 无不利撝謙;不違則也。 利用侵伐,征不服也。 鳴謙,志未得也。可用行師,征邑國也。

新字:謙謙君子,卑以自牧也。 鳴謙貞吉,中心得也。 労謙君子,万民服也。 无不利撝謙;不違則也。 利用侵伐,征不服也。 鳴謙,志未得也。可用行師,征邑国也。

書き下し

謙謙たる君子とは、卑くして以て自ら牧うなり。鳴謙す、貞にして吉とは、中心より得るなり。労謙する君子は、万民服するなり。利ろしからざる无し、謙を撝うとは、則に違わざるなり。用て侵伐するに利ろしとは、服せざるを征するなり。鳴謙すとは、志未だ得ざるなり。用て師を行るべし、邑国を征するなり。

現代語訳

「へりくだりにへりくだる君子」とは、身を低くして自分を養い修めることである。「謙虚さが鳴り響き、正しさを守れば吉」とは、心の底から謙虚さを身につけているからである。「功労があってもへりくだる君子」には、万民が心から従う。「不利なことはない、謙虚さを発揮して広める」とは、法則にたがわないことである。「従わない者を討つのがよい」とは、服従しない者を正すことである。「謙虚さが鳴り響く」とは、志がまだ十分に遂げられていないことである。軍を動かすのがよく、自分の領地を正すのである。

解説

謙の爻辞に付けられた象伝です。冒頭の「卑くして以て自ら牧うなり」は、身を低く保つことそのものが自分を養い修める方法だという意味です。謙虚さは人に見せる作法ではなく、自分を育てる手だてだというのです。さらに功労がありながらへりくだる君子には「万民服するなり」と、人が心から従うと説きます。上六では、謙虚さが鳴り響いても志がまだ遂げられていないと、謙虚さだけでは足りない場面にも触れます。成果を出した人ほど、身を低くすることで次の学びを得られます。

この章句が説くこと

謙虚修養労謙信望

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