易経 / 小畜卦
復自道,其義吉也。 牽復在中,亦不自失也。 夫妻反目,不能正室也。 有孚。惕出。上合志也。 有孚攣如,不獨富也。 既雨既處,德積載也。君子征凶,有所疑也。
新字:復自道,其義吉也。 牽復在中,亦不自失也。 夫妻反目,不能正室也。 有孚。惕出。上合志也。 有孚攣如,不独富也。 既雨既処,徳積載也。君子征凶,有所疑也。
書き下し
復ること道よりすとは、其の義吉なるなり。牽かれて復りて中に在り、亦自ら失わざるなり。夫妻目を反すとは、室を正すこと能わざるなり。孚有り。惕れ出づ。上志を合わすなり。孚有りて攣如たりとは、独り富まざるなり。既に雨ふり既に処るとは、徳積みて載すなり。君子征けば凶とは、疑わしき所有るなり。
現代語訳
「自分の道に立ち返る」とは、その意義からして吉だということである。「引き連れられて立ち返り、中ほどにいる」とは、これもまた自分を見失わないことである。「夫婦が目をそむけ合う」とは、家の中を正しく治めることができないからである。「誠があって恐れから抜け出す」とは、上の者と志を合わせるからである。「誠があって固く結びつく」とは、自分一人だけが豊かになるのではないということである。「ついに雨が降り、ついに落ち着く」とは、徳が積み重なってゆくことである。「君子も進めば凶」とは、疑わしいところがあるからである。
解説
小畜の爻辞に付けられた象伝です。六四が恐れから抜け出せるのは「上志を合わすなり」、上の者と志を合わせるからだとします。九五が誠をもって固く結びつくことを「独り富まざるなり」と説き、自分一人だけが豊かになるのではないと示します。九三で夫婦が目をそむけ合うのは、家の中を正しく治められないからだとも述べます。成果が小さく積み上がる時期には、利を独り占めせず、周りとともに豊かになる姿勢が結びつきを強めます。分け合う人のもとに、次の実りが集まります。
この章句が説くこと
協力分かち合い志蓄え
関連する章句
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尚書・君奭又曰く、往来する能はざれば、茲れ彝教を迪むる無く、文王の蔑(な)き徳、国人に降らず、と。亦惟れ純ら佑けて徳を秉り、天威を迪知し、乃ち惟れ時れ文王を昭らかにし、迪みて見はれ冒ひて上帝に聞こゆ、惟れ時に殷の命を受け有つかな。武王は惟れ茲の四人、尚ほ迪みて禄有り。後に武王と暨に、誕いに天威を将ひ、咸く厥の敵を劉(ころ)す。惟れ茲の四人、武王を昭らかにし、惟れ冒ひ、丕いに単(ことごと)く徳を称す。今予小子旦に在りては、大川に游ぶが若し、予往きて汝奭と暨に其れ済らん。小子は未だ位に在らざるに同じく、誕いに我を責むること無し。収めて不及を勖むる罔く、耇(おい)の造る徳降らずんば、我則ち鳴鳥だに聞かず、矧んや曰く其れ能く格ること有らんや。」公曰く、「嗚呼(ああ)!君肆に其れ茲に監みよ。我命を受くること疆無きは惟れ休なれど、亦大いに惟れ艱し。君に乃の猷を告ぐ、裕かにして我後人を以て迷はしめざれ。」公曰く、「前人乃の心を敷き、乃ち悉く汝に命じ、汝を民の極と作す。曰く、『汝明らかに勖めて王を偶(たす)けよ。亶に茲の大命に乗り、惟れ文王の徳を丕いに承けて疆無きの恤あれ』と。」公曰く、「君よ。汝に朕の允を告ぐ、保奭よ。其れ汝克く敬して予と以に殷の喪の大否を監み、肆に我が天威を念へ。予允ならずして惟れ茲の若く誥げんや。予惟れ曰く、我二人を襄けよ、汝合ふこと有らんか、と言ふ。曰く、『時の二人に在り、天休滋ます至らん、惟れ時の二人も戡(た)へず』と。其れ汝克く徳を敬し、我が俊民を明らかにせよ。後人に丕時を譲れ。嗚呼(ああ)!篤く時の二人を棐けしかば、我式て克く今日の休に至る。我咸く文王の功を怠らざるに成し、丕いに冒ひ、海隅日の出づるところまで、率俾せざる罔からしめん。」公曰く、「君よ。予は恵はずして茲の若く多く誥ぐるにあらず、予惟れ用て天と民とを閔(うれ)ふ。」公曰く、「嗚呼(ああ)!君よ。
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