易経 / 小畜卦
復自道,其義吉也。 牽復在中,亦不自失也。 夫妻反目,不能正室也。 有孚。惕出。上合志也。 有孚攣如,不獨富也。 既雨既處,德積載也。君子征凶,有所疑也。周易 第十卦 兌下乾上 易經:履虎尾,不咥人,亨。 初九:素履,往无咎。 九二:履道坦坦,幽人貞吉。 六三:眇能視,跛能履,履虎尾,咥人,凶。武人為于大君。 九四:履虎尾,愬愬終吉。 九五:夬履,貞厲。 上九:視履考祥,其旋元吉。 彖曰:
新字:復自道,其義吉也。 牽復在中,亦不自失也。 夫妻反目,不能正室也。 有孚。惕出。上合志也。 有孚攣如,不独富也。 既雨既処,徳積載也。君子征凶,有所疑也。周易 第十卦 兌下乾上 易経:履虎尾,不咥人,亨。 初九:素履,往无咎。 九二:履道坦坦,幽人貞吉。 六三:眇能視,跛能履,履虎尾,咥人,凶。武人為于大君。 九四:履虎尾,愬愬終吉。 九五:夬履,貞厲。 上九:視履考祥,其旋元吉。 彖曰:
書き下し
復ること道よりすとは、其の義吉なるなり。牽かれて復りて中に在り、亦自ら失わざるなり。夫妻目を反すとは、室を正すこと能わざるなり。孚有り。惕れ出づ。上志を合わすなり。孚有りて攣如たりとは、独り富まざるなり。既に雨ふり既に処るとは、徳積みて載すなり。君子征けば凶とは、疑わしき所有るなり。周易 第十卦。兌下乾上。易経。虎の尾を履むも、人を咥わず、亨る。初九、素履して往けば咎无し。九二、道を履むこと坦坦たり、幽人貞にして吉。六三、眇にして能く視、跛にして能く履む。虎の尾を履みて人を咥う、凶。武人大君と為る。九四、虎の尾を履む、愬愬たれば終には吉。九五、夬めて履む、貞なれども厲し。上九、履むを視て祥を考う、其れ旋れば元いに吉。彖に曰く、
現代語訳
「自分の道に立ち返る」とは、その意義からして吉だということである。「引き連れられて立ち返り、中ほどにいる」とは、これもまた自分を見失わないことである。「夫婦が目をそむけ合う」とは、家の中を正しく治めることができないからである。「誠があって恐れから抜け出す」とは、上の者と志を合わせるからである。「誠があって固く結びつく」とは、自分一人だけが豊かになるのではないということである。「ついに雨が降り、ついに落ち着く」とは、徳が積み重なってゆくことである。「君子も進めば凶」とは、疑わしいところがあるからである。『周易』第十の卦。下が兌(沢)、上が乾(天)の卦である。易経にいう。虎の尾を踏んでも、虎は人に咬みつかない。通る。初九、飾らない素のままの足取りで進めば、とがめはない。九二、歩む道は平らでたいらかである。世を離れて静かに暮らす人は、正しさを守れば吉である。六三、片目なのによく見えると思い、足が不自由なのによく歩けると思う。虎の尾を踏んで咬みつかれる。凶である。武人が大君になろうとする。九四、虎の尾を踏む。恐れ慎んでいれば最後には吉である。九五、思い切って踏み出す。正しくても危うい。上九、自分の歩んできた跡を振り返って、その吉凶を考える。そうして元に立ち返れば大いに吉である。彖伝にいう。
解説
関連する章句
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易経・履卦素履の往くは、独り願いを行うなり。幽人貞にして吉とは、中自ら乱れざるなり。眇にして能く視るとは、以て明有るに足らざるなり。跛にして能く履むとは、以て与に行くに足らざるなり。人を咥うの凶は、位当たらざればなり。武人大君と為るとは、志剛なればなり。愬愬たれば終には吉とは、志行わるるなり。夬めて履む、貞なれども厲しとは、位正に当たればなり。元いに吉にして上に在り、大いに慶び有るなり。周易 第十一卦。乾下坤上。易経。泰は、小往き大来たる、吉にして亨る。初九、茅を抜くに茹たり、其の彙を以てす、征けば吉。九二、荒を包ね、馮河を用い、遐きを遺れず、朋亡ぶ。中行に尚うを得。九三、平らかにして陂かざるは无く、往きて復らざるは无し。艱しみて貞なれば咎无し。其の孚を恤うる勿かれ、食に于いて福有り。六四、翩翩たり、富めりとせずして其の隣を以てす、戒めずして以て孚あり。六五、帝乙妹を帰がしむ、以て祉あり、元いに吉。上六、城隍に復る、師を用うる勿かれ。邑より命を告ぐ、貞なれども吝。彖に曰く、
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易経・彖伝「履」は、柔剛を履むなり。説びて乾に応ず、是を以て「虎の尾を履むも、人を咥わず」。亨る、剛中正にして、帝位を履みて疚しからず、光明なればなり。
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易経・比卦比の初六は、它の吉有るなり。之に比すること内よりすとは、自ら失わざるなり。之に比するに人に匪ず、亦傷ましからずや。外賢に比するは、以て上に従うなり。比を顕らかにするの吉は、位正中なればなり。逆を舎てて順を取る、前禽を失うなり。邑人誡めずとは、上の使うこと中なればなり。之に比するに首无しとは、終わる所无きなり。周易 第九卦。乾下巽上。易経。小畜は、亨る。密雲あれども雨ふらず、我が西郊よりす。初九、復ること道よりす、何ぞ其れ咎あらん、吉。九二、牽かれて復る、吉。九三、輿輻を説く、夫妻目を反す。六四、孚有り、血去り惕れ出づ、咎无し。九五、孚有りて攣如たり、富むに其の隣を以てす。上九、既に雨ふり既に処る、徳を尚びて載す。婦は貞なれども厲し。月望に幾し、君子征けば凶。彖に曰く、
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易経・坎卦習坎にして坎に入るとは、道を失いて凶なるなり。求めて小しく得とは、未だ中を出でざるなり。来たるも之くも坎坎たりとは、終に功无きなり。樽酒簋弐とは、剛柔際わるなり。坎盈たずとは、中未だ大ならざるなり。上六道を失う、凶なること三歳なり。周易 第三十卦。離下離上。易経。離は、貞しきに利ろし、亨る。牝牛を畜えば、吉。初九、履むこと錯然たり、之を敬すれば咎无し。六二、黄離、元いに吉。九三、日昃くの離、缶を鼓して歌わざれば、則ち大耋の嗟あり、凶。九四、突如として其れ来如たり、焚如たり、死如たり、棄如たり。六五、涕を出だすこと沱若たり、戚えて嗟くこと若たり、吉。上九、王用て出征す、嘉きこと有りて首を折る、獲ること其の醜に匪ず、咎无し。彖に曰く、
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易経・彖伝「小畜」は、柔位を得て上下之に応ず、小畜と曰う。健にして巽い、剛中にして志行わる、乃ち亨る。「密雲あれども雨ふらず」とは、尚お往けばなり。「我が西郊よりす」とは、施し未だ行われざればなり。
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易経・大畜卦厲きこと有り、已むに利ろしとは、災いを犯さざるなり。輿輹を説くとは、中にして尤无きなり。往く攸有るに利ろしとは、上志を合わすなり。六四の元いに吉なるは、喜び有るなり。六五の吉は、慶び有るなり。何ぞ天の衢なるとは、道大いに行わるるなり。周易 第二十七卦。震下艮上。易経。頤は、貞にして吉。頤を観て、自ら口実を求む。初九、爾の霊亀を舎てて、我を観て頤を朶る、凶。六二、顛しまに頤わる、経に払る、丘に于いて頤わんとす、征けば凶。六三、頤に払る、貞なれども凶、十年用うる勿かれ、利ろしき攸无し。六四、顛しまに頤わるるも吉、虎視眈眈、其の欲逐逐たり、咎无し。六五、経に払る、貞に居れば吉、大川を渉るべからず。上九、由りて頤わる、厲けれども吉、大川を渉るに利ろし。彖に曰く、
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