易経 / 睽卦
見惡人,以辟咎也。 遇主于巷,未失道也。 見輿曳,位不當也。无初有終,遇剛也。 交孚无咎,志行也。 厥宗噬膚,往有慶也。 遇雨之吉,群疑亡也。周易 第三十九卦 艮下坎上 易經:蹇:利西南,不利東北;利見大人,貞吉。 初六:往蹇,來譽。 六二:王臣蹇蹇,匪躬之故。 九三:往蹇來反。 六四:往蹇來連。 九五:大蹇朋來。 上六:往蹇來碩,吉;利見大人。 彖曰:
新字:見悪人,以辟咎也。 遇主于巷,未失道也。 見輿曳,位不当也。无初有終,遇剛也。 交孚无咎,志行也。 厥宗噬膚,往有慶也。 遇雨之吉,群疑亡也。周易 第三十九卦 艮下坎上 易経:蹇:利西南,不利東北;利見大人,貞吉。 初六:往蹇,来誉。 六二:王臣蹇蹇,匪躬之故。 九三:往蹇来反。 六四:往蹇来連。 九五:大蹇朋来。 上六:往蹇来碩,吉;利見大人。 彖曰:
書き下し
悪人を見るとは、以て咎を辟(さ)くるなり。主に巷に遇ふとは、未だ道を失はざるなり。輿の曳かるるを見るとは、位当らざればなり。初め无くして終り有りとは、剛に遇へばなり。交々孚ありて咎无しとは、志行はるるなり。厥の宗膚を噬むとは、往けば慶び有るなり。雨に遇ふの吉とは、群疑亡ぶなり。周易 第三十九卦。艮下坎上。易経。蹇(けん)は、西南に利あり、東北に利あらず。大人を見るに利あり、貞にして吉。初六、往けば蹇(なや)み、来れば誉れあり。六二、王臣蹇蹇(けんけん)たり、躬(み)の故に匪ず。九三、往けば蹇み来れば反(かへ)る。六四、往けば蹇み来れば連なる。九五、大いに蹇みて朋来る。上六、往けば蹇み来れば碩(おほ)いなり、吉。大人を見るに利あり。彖に曰く、
現代語訳
悪人に会うとは、それによって咎を避けるのである。主君に路地で出会うとは、まだ道を失っていないのである。車が引き戻されるのを見るとは、位がふさわしくないからである。初めはうまくいかないが終わりはよいとは、剛強な相手に出会うからである。互いに誠を交わして咎がないとは、志が行われるのである。一族の者がたやすく合うとは、進めば喜びがあるのである。雨に出会って吉とは、多くの疑いが消えるのである。周易 第三十九卦。下が艮(山)、上が坎(水)。易経にいう。蹇(行き悩む)の卦。西南(平らな地)へ行くのはよく、東北(険しい地)へ行くのはよくない。大人物に会うのがよい。正しくしていれば吉。初六、進めば行き悩み、戻れば誉れがある。六二、王の臣が苦難に苦難を重ねるが、それは自分の身のためではない。九三、進めば行き悩むので、戻ってもとに返る。六四、進めば行き悩むので、戻って仲間と連なる。九五、大いに行き悩むが、友が来て助ける。上六、進めば行き悩み、戻れば大きな成果がある。吉である。大人物に会うのがよい。彖伝にいう。
解説
関連する章句
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易経・蹇卦往けば蹇み来れば誉れありとは、宜しく待つべきなり。王臣蹇蹇たるは、終に尤(とが)无きなり。往けば蹇み来れば反るとは、内之を喜ぶなり。往けば蹇み来れば連なるとは、位に当りて実あるなり。大いに蹇みて朋来るとは、中節を以てなり。往けば蹇み来れば碩いなりとは、志内に在るなり。大人を見るに利ありとは、以て貴きに従ふなり。周易 第四十卦。坎下震上。易経。解は、西南に利あり。往く所无ければ、其れ来り復(かへ)りて吉。往く攸有れば、夙(はや)くして吉。初六、咎无し。九二、田して三狐を獲、黄矢を得、貞にして吉。六三、負ひ且つ乗る、寇の至るを致す、貞なれども吝。九四、而(なんぢ)の拇(おやゆび)を解け、朋至りて斯(ここ)に孚あり。六五、君子維(こ)れ解くこと有り、吉。小人に孚有り。上六、公用(も)つて隼を高墉(こうよう)の上に射る、之を獲て、利あらざる无し。彖に曰く、
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易経・家人卦閑ぎて家を有つとは、志未だ変ぜざればなり。六二の吉は、順にして以て巽(したが)へばなり。家人嗃嗃たるは、未だ失はざるなり。婦子嘻嘻たるは、家の節を失ふなり。家を富ます大吉とは、順にして位に在ればなり。王有家に假るとは、交々(こもごも)相愛するなり。威如の吉とは、身に反(かへ)るの謂ひなり。周易 第三十八卦。兌下離上。易経。睽(けい)は、小事には吉。初九、悔亡ぶ。馬を喪ふも逐ふ勿かれ、自ら復(かへ)る。悪人を見れば咎无し。九二、主に巷(こうぢ)に遇ふ、咎无し。六三、輿(くるま)の曳かるるを見る、其の牛掣(ひきとど)めらる。其の人天(てん)せられ且つ劓(はなき)らる。初め无くして終り有り。九四、睽きて孤なり、元夫に遇ふ、交々孚あり、厲ふけれども咎无し。六五、悔亡ぶ、厥(そ)の宗膚を噬(か)む、往くも何の咎かあらん。上九、睽きて孤なり、豕(ぶた)の涂(どろ)を負ふを見、鬼を一車に載す。先には之が弧(ゆみ)を張り、后には之が弧を説(と)く。寇するに匪ず、婚媾せんとす。往きて雨に遇へば則ち吉。彖に曰く、
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易経・彖伝蹇(けん)は、難なり、険前に在るなり。険を見て能く止まる、知なるかな。「蹇は西南に利ろし」とは、往きて中を得るなり。「東北に利ろしからず」とは、其の道窮まればなり。「大人を見るに利ろし」とは、往きて功有るなり。位に当りて「貞しくして吉」とは、以て邦を正すなり。蹇の時用大なるかな。
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易経・象伝山の上に水有るは、蹇(けん)なり。君子以て身に反(かえ)りて德を修む。
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易経・震卦震の来るとき虩虩たりとは、恐れて福を致すなり。笑言啞啞たりとは、后に則有るなり。震の来ること厲ふしとは、剛に乗ればなり。震ひて蘇蘇たりとは、位当らざればなり。震ひて遂に泥むとは、未だ光いならざるなり。震往来厲ふしとは、危ふくして行くなり。其の事中に在り、大いに喪ふこと无きなり。震ひて索索たりとは、中未だ得ざればなり。凶なりと雖も咎无しとは、隣を畏れて戒むればなり。周易 第五十二卦。艮下艮上。易経。艮は、其の背に艮(とど)まりて、其の身を獲ず。其の庭に行きて、其の人を見ず、咎无し。初六、其の趾に艮まる、咎无し、永く貞にするに利あり。六二、其の腓(こむら)に艮まる、拯(すく)はずして其れ随ふ、其の心快からず。九三、其の限(こし)に艮まる、其の夤(せぼね)を列(さ)く、厲ふくして心を薫(や)く。六四、其の身に艮まる、咎无し。六五、其の輔(ほほぼね)に艮まる、言序有り、悔亡ぶ。上九、艮まるに敦し、吉。彖に曰く、
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易経・升卦允に升る大吉とは、上志を合すればなり。九二の孚は、喜び有るなり。虚邑に升るとは、疑ふ所无きなり。王用て岐山に亨るとは、事に順ふなり。貞にして吉、階に升るとは、大いに志を得るなり。冥くして升りて上に在るは、消して富まざるなり。周易 第四十七卦。坎下兌上。易経。困は、亨る。貞なる大人は吉にして咎无し。言有るも信ぜられず。初六、臀株木に困しみ、幽谷に入りて、三歳覿(み)ず。九二、酒食に困しむ、朱紱(しゅふつ)方(まさ)に来らんとす、用て亨祀(きょうし)するに利あり、征けば凶、咎无し。六三、石に困しみ、蒺藜(しつり)に拠る。其の宮に入りて、其の妻を見ず、凶。九四、来ること徐徐たり、金車に困しむ、吝なれども終り有り。九五、劓刖(ぎげつ)せらる、赤紱に困しむ、乃ち徐(おもむ)ろに説(よろこ)び有り、用て祭祀するに利あり。上六、葛藟(かつるい)に困しみ、臲卼(げつごつ)に于(お)いてす。曰く、動けば悔ゆと。悔ゆること有りて、征けば吉。彖に曰く、
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