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易経 / 剝卦

剝牀以足,以滅下也。 剝牀以辨,未有與也。 剝之无咎,失上下也。 剝牀以膚,切近災也。 以宮人寵,終无尤也。 君子得輿,民所載也。小人剝廬,終不可用也。周易 第二十四卦 震下坤上 易經:復:亨。出入无疾,朋來无咎。反復其道,七日來復,利有攸往。 初九:不復遠,无袛悔,元吉。 六二:休復,吉。 六三:頻復,厲无咎。 六四:中行獨復。 六五:敦復,无悔。 上六:迷復,凶,有災眚。用行師,終有大敗,以其國君,凶;至于十年,不克征。 彖曰:

新字:剥牀以足,以滅下也。 剥牀以弁,未有与也。 剥之无咎,失上下也。 剥牀以膚,切近災也。 以宮人寵,終无尤也。 君子得輿,民所載也。小人剥廬,終不可用也。周易 第二十四卦 震下坤上 易経:復:亨。出入无疾,朋来无咎。反復其道,七日来復,利有攸往。 初九:不復遠,无袛悔,元吉。 六二:休復,吉。 六三:頻復,厲无咎。 六四:中行独復。 六五:敦復,无悔。 上六:迷復,凶,有災眚。用行師,終有大敗,以其国君,凶;至于十年,不克征。 彖曰:

書き下し

牀を剝ぐに足を以てすとは、以て下を滅ぼすなり。牀を剝ぐに辨を以てすとは、未だ与(くみ)する有らざるなり。之を剝ぐ、咎无しとは、上下を失へばなり。牀を剝ぐに膚を以てすとは、災に切近するなり。宮人を以て寵せらるとは、終に尤无きなり。君子輿を得とは、民の載する所なり。小人廬を剝ぐとは、終に用ゐるべからざるなり。周易 第二十四卦。震下坤上。易経。復は、亨る。出入疾无く、朋来りて咎无し。其の道を反復し、七日にして来り復る、往く攸有るに利あり。初九、遠からずして復る、悔に袛(いた)ること无し、元いに吉。六二、休(よ)く復る、吉。六三、頻りに復る、厲ふけれども咎无し。六四、中行して独り復る。六五、敦く復る、悔无し。上六、復るに迷ふ、凶、災眚有り。用て師を行(や)れば、終に大敗有り、其の国君に以(およ)ぶ、凶。十年に至るまで、征する克はず。彖に曰く、

現代語訳

寝台の脚を削ぐとは、下の土台を滅ぼすことである。寝台の脚と床板の境目を削ぐとは、まだ応じて助けてくれる者がいないからである。削ぐ者たちの中にいながら咎がないとは、上下の陰の仲間から離れるからである。寝台の上の皮膚まで削ぐとは、災いが身に迫っていることである。宮女たちを率いて君の寵愛を受けさせるとは、最後には咎がないことである。君子なら車を得るとは、民に担ぎ上げられることである。小人なら家まで剥ぎ取るとは、最後には用いることができないということである。周易 第二十四卦。下が震(雷)、上が坤(地)。易経にいう。復(かえる、よみがえる)の卦。通じる。出るにも入るにも差し障りがなく、仲間が来ても咎はない。その道を行きつ戻りつして、七日目にまた戻ってくる。進んで事を行うのがよい。初九、遠くへ行かないうちに戻る。悔いに至ることはなく、大いに吉である。六二、よい形で戻る。吉である。六三、何度もしきりに戻る。危ういが咎はない。六四、仲間の中ほどを行きながら、ただ一人正しい道に戻る。六五、手厚く誠実に戻る。悔いはない。上六、戻る道に迷う。凶で、災いがある。これで軍を動かせば、最後には大敗し、その災いは国君にまで及ぶ。凶である。十年たっても出征することができない。彖伝にいう。

解説

前半は剝の爻の注で、寝台を脚から削いでいくように下の土台が崩れていく様子を段階的に示し、最後に君子は民に担ぎ上げられ、小人は自分の家まで失うと対比します。後半は第二十四卦の復で、五本の陰の下にただ一本の陽が戻ってきた姿から、陽気の回復、冬至に一陽が来復することを表します。剝で削がれ尽くした後に復が来るという並びに、易の循環の思想がよく表れています。初九の遠からずして復るは、過ちに気づいたら遠くへ行かないうちに引き返すのが最善だという、修養の要とされる言葉です。上六の、戻り方に迷って大敗するくだりと合わせ、早めに立ち返る判断の大切さを示しています。

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