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易経 / 噬嗑卦

屨校滅趾,不行也。 噬膚滅鼻,乘剛也。 遇毒,位不當也。 利艱貞吉,未光也。 貞厲无咎,得當也。 何校滅耳,聰不明也。周易 第二十二卦 離下艮上 易經:賁:亨。小利有攸往。 初九:賁其趾,舍車而徒。 六二:賁其須。 九三:賁如濡如,永貞吉。 六四:賁如皤如,白馬翰如,匪寇婚媾。 六五:賁於丘園,束帛戔戔,吝,終吉。 上九:白賁,无咎。 彖曰:

新字:屨校滅趾,不行也。 噬膚滅鼻,乗剛也。 遇毒,位不当也。 利艱貞吉,未光也。 貞厲无咎,得当也。 何校滅耳,聰不明也。周易 第二十二卦 離下艮上 易経:賁:亨。小利有攸往。 初九:賁其趾,舎車而徒。 六二:賁其須。 九三:賁如濡如,永貞吉。 六四:賁如皤如,白馬翰如,匪寇婚媾。 六五:賁於丘園,束帛戔戔,吝,終吉。 上九:白賁,无咎。 彖曰:

書き下し

校を屨きて趾を滅るとは、行かざるなり。膚を噬みて鼻を滅すとは、剛に乗ればなり。毒に遇うとは、位当たらざればなり。艱貞に利ろし、吉とは、未だ光いならざるなり。貞なれども厲し、咎无しとは、当を得ればなり。校を何いて耳を滅るとは、聡明らかならざるなり。周易 第二十二卦。離下艮上。易経。賁は、亨る。小しく往く攸有るに利ろし。初九、其の趾を賁る、車を舎てて徒す。六二、其の須を賁る。九三、賁如たり濡如たり、永く貞なれば吉。六四、賁如たり皤如たり、白馬翰如たり、寇するに匪ず婚媾せんとす。六五、丘園を賁る、束帛戔戔たり、吝なれども終には吉。上九、白く賁る、咎无し。彖に曰く、

現代語訳

「足かせをはめられて足の指が隠れる」とは、それ以上悪事に進ませないことである。「柔らかい肉にかみついて鼻まで埋まる」とは、剛い初九の上に乗っているからである。「毒にあたる」とは、位がふさわしくないからである。「苦しみの中で正しさを守るのがよく、吉」とは、まだ徳が輝いて広がっていないからである。「正しくても危ういが、とがめはない」とは、当を得ているからである。「首かせを負わされて耳が隠れる」とは、耳が聞こえず道理が分からないからである。『周易』第二十二の卦。下が離(火)、上が艮(山)の卦である。易経にいう。賁(かざる)は、通る。少し進んで事を行うのによい。初九、その足を飾る。車を捨てて歩いて行く。六二、そのあごひげを飾る。九三、美しく飾られ、潤いに満ちている。いつまでも正しさを守れば吉である。六四、飾っているようで白く素朴である。白い馬が飛ぶように駆けてくる。相手は害をなす賊ではなく、縁組を求める者である。六五、丘の上の庭園を飾る。贈り物の束ねた絹はわずかで、けちくさく見えて恥をかくが、最後には吉である。上九、白い飾り、つまり飾らないのが飾りである。とがめはない。彖伝にいう。

解説

前半は噬嗑の象伝で、上九が首かせで耳まで隠れる凶を「聡明らかならざるなり」、つまり忠告を聞く耳を持たなかった報いだと説きます。後半は第二十二卦の賁で、山のふもとに火が燃えて山を照らし彩る姿から、飾り、文飾を表します。卦辞が「小しく往く攸有るに利ろし」と控えめなのは、飾りは中身を助けるものにすぎないからです。爻辞は飾りの在り方を順に示し、最後の上九で「白く賁る」、飾らない白さこそ最上の飾りだと結びます。六五の、贈る絹がわずかで一見けちでも最後は吉というくだりも、質素の価値をいいます。資料や広報も、見た目を盛るより中身と誠実さが伝わることを大切にしたいところです。

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