易経 / 蒙卦
利用刑人,以正法也。 子克家,剛柔接也。 勿用取女,行不順也。 困蒙之吝,獨遠實也。 童蒙之吉,順以巽也。 利禦寇,上下順也。周易 第五卦 乾下坎上 易經:需:有孚,光亨。貞吉,利涉大川。 初九:需于郊,利用恆,无咎。 九二:需于沙,小有言,終吉。 九三:需于泥,致寇至。 六四:需于血,出自穴。 九五:需于酒食,貞吉。 上六:入于穴,有不速之客三人來,敬之終吉。 彖曰:
新字:利用刑人,以正法也。 子克家,剛柔接也。 勿用取女,行不順也。 困蒙之吝,独遠実也。 童蒙之吉,順以巽也。 利禦寇,上下順也。周易 第五卦 乾下坎上 易経:需:有孚,光亨。貞吉,利渉大川。 初九:需于郊,利用恒,无咎。 九二:需于沙,小有言,終吉。 九三:需于泥,致寇至。 六四:需于血,出自穴。 九五:需于酒食,貞吉。 上六:入于穴,有不速之客三人来,敬之終吉。 彖曰:
書き下し
用て人を刑するに利ろしとは、以て法を正すなり。子家を克くすとは、剛柔接わるなり。用て女を取る勿かれとは、行い順ならざるなり。蒙に困しむの吝は、独り実に遠ざかればなり。童蒙の吉は、順にして以て巽なればなり。寇を禦ぐに利ろしとは、上下順なるなり。周易 第五卦。乾下坎上。易経。需は、孚有り、光いに亨る。貞にして吉、大川を渉るに利ろし。初九、郊に需つ。恒を用うるに利ろし、咎无し。九二、沙に需つ。小しく言有れども、終には吉。九三、泥に需つ。寇の至るを致す。六四、血に需つ。穴より出づ。九五、酒食に需つ。貞にして吉。上六、穴に入る。速かざるの客三人来たる有り、之を敬すれば終には吉。彖に曰く、
現代語訳
「罰すべき人は罰するのがよい」とは、それによって法を正すことである。「子が家を立派に治める」とは、剛と柔とがうまく交わることである。「このような女を娶ってはならない」とは、その行いが道に順っていないからである。「蒙のままで苦しんで恥をかく」とは、ただ一人、充実した陽から遠く離れているからである。「幼く素直な者で吉」とは、素直に従い、へりくだるからである。「害を防ぐのがよい」とは、上も下も道に順うことである。『周易』第五の卦。下が乾(天)、上が坎(水)の卦である。易経にいう。需(待つ)は、誠があれば、大いに輝いて通る。正しさを守れば吉であり、大きな川を渡るような大事に乗り出すのがよい。初九、町はずれの野で待つ。変わらぬ心を保つのがよい。とがめはない。九二、川辺の砂地で待つ。少しとやかく言われるが、最後には吉である。九三、泥の中で待つ。自ら賊を招き寄せる。六四、血の流れる場で待つ。穴から抜け出す。九五、酒と食事を前にして待つ。正しさを守れば吉である。上六、穴に入る。招かない客が三人やって来る。これを敬ってもてなせば、最後には吉である。彖伝にいう。
解説
関連する章句
-
易経・需卦郊に需つとは、難を犯して行かざるなり。恒を用うるに利ろし、咎无しとは、未だ常を失わざるなり。沙に需つとは、衍かにして中に在るなり。小しく言有りと雖も、以て吉に終わるなり。泥に需つとは、災い外に在るなり。我より寇を致す、敬慎すれば敗れざるなり。血に需つとは、順にして以て聴くなり。酒食に貞にして吉とは、中正なるを以てなり。速かざるの客来たる、之を敬すれば終には吉。位に当たらずと雖も、未だ大いに失わざるなり。周易 第六卦。坎下乾上。易経。訟は、孚有りて窒がる、惕れて中すれば吉、終うれば凶。大人を見るに利ろし、大川を渉るに利ろしからず。初六、事とする所を永くせず。小しく言有れども、終には吉。九二、訟に克たず、帰りて逋る。其の邑人三百戸、眚无し。六三、旧徳に食む。貞なれども厲し、終には吉。或いは王事に従うも、成すこと无し。九四、訟に克たず、復りて命に即き渝わる。貞に安んずれば吉。九五、訟う、元いに吉。上九、或いは之に鞶帯を錫うも、終朝に三たび之を褫わる。彖に曰く、
-
易経・屯卦磐桓すと雖も、志正を行うなり。貴きを以て賤しきに下る、大いに民を得るなり。六二の難は、剛に乗ればなり。十年にして乃ち字すとは、常に反るなり。鹿に即くに虞无しとは、以て禽に従うなり。君子之を舎つるは、往けば吝にして窮まればなり。求めて往くは、明らかなり。其の膏を屯すとは、施し未だ光いならざるなり。泣血漣如たり、何ぞ長かるべけんや。周易 第四卦。坎下艮上。易経。蒙は、亨る。我童蒙に求むるに匪ず、童蒙我に求む。初筮は告ぐ、再三すれば瀆る、瀆るれば則ち告げず。貞しきに利ろし。初六、蒙を発く。用て人を刑するに利ろし、用て桎梏を説く。以て往けば吝。九二、蒙を包ぬ、吉。婦を納る、吉。子家を克くす。六三、用て女を取る勿かれ。金夫を見て、躬を有たず、利ろしき攸无し。六四、蒙に困しむ、吝。六五、童蒙なり、吉。上九、蒙を撃つ。寇を為すに利ろしからず、寇を禦ぐに利ろし。彖に曰く、
-
易経・彖伝「需」は、須つなり。険前に在るなり。剛健にして陥らず、其の義困窮せず。「需は孚有り、光いに亨り、貞にして吉」とは、天位に位して、正中を以てなり。「大川を渉るに利ろし」とは、往きて功有ればなり。
-
易経・彖伝蒙は、山下に険有り、険にして止まる、蒙なり。「蒙は亨る」とは、亨を以て行い、時中なればなり。「我童蒙に求むるに匪ず、童蒙我に求む」とは、志応ずればなり。「初筮には告ぐ」とは、剛中なるを以てなり。「再三すれば瀆る、瀆るれば則ち告げず」とは、蒙を瀆せばなり。蒙以て正を養うは、聖の功なり。
-
易経・升卦允に升る大吉とは、上志を合すればなり。九二の孚は、喜び有るなり。虚邑に升るとは、疑ふ所无きなり。王用て岐山に亨るとは、事に順ふなり。貞にして吉、階に升るとは、大いに志を得るなり。冥くして升りて上に在るは、消して富まざるなり。周易 第四十七卦。坎下兌上。易経。困は、亨る。貞なる大人は吉にして咎无し。言有るも信ぜられず。初六、臀株木に困しみ、幽谷に入りて、三歳覿(み)ず。九二、酒食に困しむ、朱紱(しゅふつ)方(まさ)に来らんとす、用て亨祀(きょうし)するに利あり、征けば凶、咎无し。六三、石に困しみ、蒺藜(しつり)に拠る。其の宮に入りて、其の妻を見ず、凶。九四、来ること徐徐たり、金車に困しむ、吝なれども終り有り。九五、劓刖(ぎげつ)せらる、赤紱に困しむ、乃ち徐(おもむ)ろに説(よろこ)び有り、用て祭祀するに利あり。上六、葛藟(かつるい)に困しみ、臲卼(げつごつ)に于(お)いてす。曰く、動けば悔ゆと。悔ゆること有りて、征けば吉。彖に曰く、
-
易経・象伝雲、天に上るは需なり、君子は以て飲食宴楽す。
人生の答えは、ぜんぶ古典に書いてあった。
古典の入門書『人生の教科書』(PDF)と、師導の全機能1か月がセットで700円。二十四の悩みに、論語・老子・孫子から徒然草・五輪書までが答えます。
本の中身を見る