易経 / 比卦
比之初六,有它吉也。 比之自內,不自失也。 比之匪人,不亦傷乎! 外比於賢,以從上也。 顯比之吉,位正中也。舍逆取順,失前禽也。邑人不誡,上使中也。 比之无首,无所終也。周易 第九卦 乾下巽上 易經:小畜:亨。密雲不雨,自我西郊。 初九:復自道,何其咎,吉。 九二:牽復,吉。 九三:輿說輻,夫妻反目。 六四:有孚,血去惕出,无咎。 九五:有孚攣如,富以其鄰。 上九:既雨既處,尚德載,婦貞厲,月幾望,君子征凶。 彖曰:
新字:比之初六,有它吉也。 比之自内,不自失也。 比之匪人,不亦傷乎! 外比於賢,以従上也。 顕比之吉,位正中也。舎逆取順,失前禽也。邑人不誡,上使中也。 比之无首,无所終也。周易 第九卦 乾下巽上 易経:小畜:亨。密雲不雨,自我西郊。 初九:復自道,何其咎,吉。 九二:牽復,吉。 九三:輿説輻,夫妻反目。 六四:有孚,血去惕出,无咎。 九五:有孚攣如,富以其鄰。 上九:既雨既処,尚徳載,婦貞厲,月幾望,君子征凶。 彖曰:
書き下し
比の初六は、它の吉有るなり。之に比すること内よりすとは、自ら失わざるなり。之に比するに人に匪ず、亦傷ましからずや。外賢に比するは、以て上に従うなり。比を顕らかにするの吉は、位正中なればなり。逆を舎てて順を取る、前禽を失うなり。邑人誡めずとは、上の使うこと中なればなり。之に比するに首无しとは、終わる所无きなり。周易 第九卦。乾下巽上。易経。小畜は、亨る。密雲あれども雨ふらず、我が西郊よりす。初九、復ること道よりす、何ぞ其れ咎あらん、吉。九二、牽かれて復る、吉。九三、輿輻を説く、夫妻目を反す。六四、孚有り、血去り惕れ出づ、咎无し。九五、孚有りて攣如たり、富むに其の隣を以てす。上九、既に雨ふり既に処る、徳を尚びて載す。婦は貞なれども厲し。月望に幾し、君子征けば凶。彖に曰く、
現代語訳
比の初六は、思いがけない吉があるということである。「内から親しむ」とは、自分を見失わないことである。「親しむ相手がふさわしい人ではない」とは、なんと痛ましいことではないか。「外に向かって賢者に親しむ」とは、上に従うことである。「親しみを公明に示して吉」とは、位が正しく中を得ているからである。背いて逃げる者は放っておき、従ってくる者を取る。それが「前に逃げる獣を逃がす」ということである。「町の人々も警戒しない」とは、上に立つ者の人の使い方が中庸を得ているからである。「親しもうとしても頭となる者がいない」とは、最後まで全うするところがないことである。『周易』第九の卦。下が乾(天)、上が巽(風)の卦である。易経にいう。小畜(小さく蓄える、小さく引き止める)は、通る。厚い雲がたちこめても雨は降らない。雲はわが西の郊外から湧いてくる。初九、自分の道に立ち返る。どうしてとがめがあろうか。吉である。九二、引き連れられて立ち返る。吉である。九三、車の輻(や)が外れる。夫婦が目をそむけ合う。六四、誠があれば、血を見るような傷は去り、恐れからも抜け出す。とがめはない。九五、誠があって固く結びつく。隣人とともに豊かになる。上九、ついに雨が降り、ついに落ち着く。徳が尊ばれて積み重なる。妻は正しくても危うい。月が満月に近い。君子も進めば凶である。彖伝にいう。
解説
関連する章句
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易経・師卦師出づるに律を以てす、律を失えば凶なり。師に在りて中す、吉とは、天の寵を承くるなり。王三たび命を錫うとは、万邦を懐くるなり。師或いは尸を輿すとは、大いに功无きなり。左き次る、咎无しとは、未だ常を失わざるなり。長子師を帥うるは、中行を以てなり。弟子尸を輿すとは、使うこと当たらざるなり。大君命有りとは、以て功を正すなり。小人用うる勿かれとは、必ず邦を乱せばなり。周易 第八卦。坤下坎上。易経。比は、吉なり。原ねて筮し、元いに永く貞なれば、咎无し。寧からざるもの方に来たる、後るる夫は凶。初六、孚有りて之に比す、咎无し。孚有りて缶に盈つれば、終に来たりて它の吉有り。六二、之に比すること内よりす、貞にして吉。六三、之に比するに人に匪ず。六四、外之に比す、貞にして吉。九五、比を顕らかにす。王三駆を用いて前禽を失う、邑人誡めず、吉。上六、之に比するに首无し、凶。彖に曰く、
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易経・彖伝比は、吉なり。比は、輔くるなり、下順従するなり。「原ね筮う、元永貞にして、咎无し」とは、剛中なるを以てなり。「寧んぜざる方来る」とは、上下応ずればなり。「後るる夫は凶」とは、其の道窮まればなり。
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易経・小畜卦復ること道よりすとは、其の義吉なるなり。牽かれて復りて中に在り、亦自ら失わざるなり。夫妻目を反すとは、室を正すこと能わざるなり。孚有り。惕れ出づ。上志を合わすなり。孚有りて攣如たりとは、独り富まざるなり。既に雨ふり既に処るとは、徳積みて載すなり。君子征けば凶とは、疑わしき所有るなり。周易 第十卦。兌下乾上。易経。虎の尾を履むも、人を咥わず、亨る。初九、素履して往けば咎无し。九二、道を履むこと坦坦たり、幽人貞にして吉。六三、眇にして能く視、跛にして能く履む。虎の尾を履みて人を咥う、凶。武人大君と為る。九四、虎の尾を履む、愬愬たれば終には吉。九五、夬めて履む、貞なれども厲し。上九、履むを視て祥を考う、其れ旋れば元いに吉。彖に曰く、
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易経・彖伝「小畜」は、柔位を得て上下之に応ず、小畜と曰う。健にして巽い、剛中にして志行わる、乃ち亨る。「密雲あれども雨ふらず」とは、尚お往けばなり。「我が西郊よりす」とは、施し未だ行われざればなり。
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易経・賁卦車を舎てて徒すとは、義として乗らざるなり。其の須を賁るとは、上と与に興るなり。永く貞なるの吉は、終に之を陵ぐ莫きなり。六四は、位に当たりて疑うなり。寇するに匪ず婚媾せんとすとは、終に尤无きなり。六五の吉は、喜び有るなり。白く賁る、咎无しとは、上志を得るなり。周易 第二十三卦。坤下艮上。易経。剝は、往く攸有るに利ろしからず。初六、牀を剝ぐに足を以てす、貞を蔑ぼす、凶。六二、牀を剝ぐに辨を以てす、貞を蔑ぼす、凶。六三、之を剝ぐ、咎无し。六四、牀を剝ぐに膚を以てす、凶。六五、魚を貫く、宮人を以て寵せらる、利ろしからざる无し。上九、碩果食われず、君子は輿を得、小人は廬を剝ぐ。彖に曰く、
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易経・家人卦閑ぎて家を有つとは、志未だ変ぜざればなり。六二の吉は、順にして以て巽(したが)へばなり。家人嗃嗃たるは、未だ失はざるなり。婦子嘻嘻たるは、家の節を失ふなり。家を富ます大吉とは、順にして位に在ればなり。王有家に假るとは、交々(こもごも)相愛するなり。威如の吉とは、身に反(かへ)るの謂ひなり。周易 第三十八卦。兌下離上。易経。睽(けい)は、小事には吉。初九、悔亡ぶ。馬を喪ふも逐ふ勿かれ、自ら復(かへ)る。悪人を見れば咎无し。九二、主に巷(こうぢ)に遇ふ、咎无し。六三、輿(くるま)の曳かるるを見る、其の牛掣(ひきとど)めらる。其の人天(てん)せられ且つ劓(はなき)らる。初め无くして終り有り。九四、睽きて孤なり、元夫に遇ふ、交々孚あり、厲ふけれども咎无し。六五、悔亡ぶ、厥(そ)の宗膚を噬(か)む、往くも何の咎かあらん。上九、睽きて孤なり、豕(ぶた)の涂(どろ)を負ふを見、鬼を一車に載す。先には之が弧(ゆみ)を張り、后には之が弧を説(と)く。寇するに匪ず、婚媾せんとす。往きて雨に遇へば則ち吉。彖に曰く、
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