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弟子規 / 汎愛眾・待婢僕

待婢僕、身貴端、雖貴端、慈而寬 勢服人、心不然、理服人、方無言

新字:待婢僕、身貴端、雖貴端、慈而寛 勢服人、心不然、理服人、方無言

書き下し

婢僕を待つには、身は端しきを貴ぶ。端しきを貴ぶと雖も、慈しみて寛なれ。 勢いもて人を服せしむれば、心は然らず。理もて人を服せしむれば、方に言無し。

現代語訳

召使いに接するには、まず自分の身が正しいことが大切です。正しさを大切にしつつも、慈しみ深く寛大でありなさい。 権勢で人を従わせても、心では納得していません。道理で従わせてこそ、はじめて不満の声がなくなります。

解説

成立当時の主従の関係を前提に、使用人に対する心得を述べた条ですので、身分の見方は今と異なります。ただ、言っていることは、立場が下の人にどう向き合うかという普遍の問いです。自分がまず正しくあり、そのうえで慈しみと寛さを持つ。力で従わせても心は離れ、道理を尽くして納得してもらえば不満は残らない、と言います。現代なら、部下や後輩、外注先への接し方にあたります。権限で動かすのは簡単ですが、理由を説明して腹落ちさせた指示だけが、人を自発的に動かします。
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人生を、一行の式にしてみた。

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この章句が説くこと

婢僕身を端す慈寛勢理

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