呻吟語 / 内篇・修身・智者は四つと鬥はず
智者不與命鬥,不與法鬥,不與理鬥,不與勢鬥。
新字:智者不与命鬥,不与法鬥,不与理鬥,不与勢鬥。
書き下し
智者は命と鬥はず、法と鬥はず、理と鬥はず、勢と鬥はず。
現代語訳
智恵ある者は、命と争わず、法と争わず、理と争わず、勢いと争いません。
解説
争ってはならない相手を四つ挙げます。めぐりあわせ、法、道理、そして勢い。どれも個人が力ずくで動かせないものばかりです。前に出てきた義と命と法の三つに、勢いが加わった形になっています。勢いが入っているのが現実的で、正しくても流れに逆らえば潰れるという認識が背後にあります。戦う相手を選ぶための、簡潔な一段です。
この章句が説くこと
命法理勢争い
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『呻吟語』内篇・存心・君子は理を畏るること法を畏るるより甚だし法に罪を得るは、尚ほ逃避す可し。理に罪を得るは、更に身を存する處無し。只だ我が底の心、便ち我を放し過ごさず。是の故に君子は理を畏るること法を畏るるより甚だし。
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呂氏春秋・處方⑤今、人此に有り、擅に行いを矯めば則ち國家を免れしめ、輕重を利すれば則ち衡石の如く、方圜を為せば則ち規矩の若くす。此れ則ち工なり巧なり。而れども法るに足らず。法なる者は、衆の同じくする所なり。賢不肖の其の力を以うる所なり。謀の用う可からざるに出で、事同じくす可からざるに出づるは、此れ先王の舍つる所なり。