弟子規 / 汎愛眾・人不閒
人不閒、勿事攪、人不安、勿話擾 人有短、切莫揭、人有私、切莫說
新字:人不閒、勿事攪、人不安、勿話擾 人有短、切莫掲、人有私、切莫説
書き下し
人の閒ならざるに、事もて攪す勿かれ。人の安からざるに、話もて擾す勿かれ。 人に短有らば、切に掲ぐる莫かれ。人に私有らば、切に説く莫かれ。
現代語訳
相手が暇でないときは、用事を持ちかけて邪魔をしてはいけません。相手が心安らかでないときは、話しかけて乱してはいけません。 人に欠点があっても、決して暴き立ててはいけません。人に秘め事があっても、決して言いふらしてはいけません。
解説
相手の時間と心の状態を思いやり、欠点や私事には触れないという、人づきあいの最低限の礼を説く条です。前半は、相手が忙しいときや動揺しているときに割り込まない配慮です。今なら、集中している同僚への不用意な声かけや、深夜の連絡にも当てはまります。後半は、他人の弱みと私生活を話題にしない慎みです。人の欠点を知っていることと、口にしてよいことは別です。この線を守る人のもとには、安心して相談が集まり、職場の信頼が厚くなります。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
閒安短私思いやり慎み
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