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弟子規 / 信・見未真

見未真、勿輕言、知未的、勿輕傳 事非宜、勿輕諾、苟輕諾、進退錯

新字:見未真、勿軽言、知未的、勿軽伝 事非宜、勿軽諾、苟軽諾、進退錯

書き下し

見ること未だ真ならざれば、軽々しく言う勿かれ。知ること未だ的ならざれば、軽々しく伝うる勿かれ。 事の宜しからざるは、軽々しく諾う勿かれ。苟くも軽々しく諾えば、進退錯らん。

現代語訳

自分の目で見て確かでないうちは、軽々しく口にしてはいけません。はっきり知らないうちは、軽々しく人に伝えてはいけません。 筋に合わないことは、軽々しく引き受けてはいけません。いいかげんに引き受ければ、進むにも退くにも誤ることになります。

解説

見たことと聞いたことを分け、確かでないものは言わず、伝えず、引き受けないという三つの慎みを並べた条です。いずれも言葉が行動に変わる手前で止める作法といえます。現代の組織では、うわさや又聞きが数人を経るうちに事実のように育つことがよくあります。会議で確認していない数字を口にする、できるか分からない納期を安請け合いする、といった場面が典型です。まず見たか、確かめたかを自分に問う習慣があれば、事故の多くは入口で防げます。断る勇気も信用の一部です。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

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この章句が説くこと

軽言軽伝軽諾真的進退

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