智囊 / 狡黠・潘崇
楚成王以商臣為太子,既而又欲立公子職。商臣聞之,未察也。告其傅潘崇曰:「若之何而察之。」潘崇曰:「饗江芊成王嬖,而勿敬也。」商臣從其策,江芊果怒,曰:「呼,役夫,宜君王之欲廢汝而立職也。」商臣曰:「信矣。」〔評〕陽山君相衛,聞衛君之疑己也,乃偽謗其所愛樛竪以知之。術同此。
新字:楚成王以商臣為太子,既而又欲立公子職。商臣聞之,未察也。告其傅潘崇曰:「若之何而察之。」潘崇曰:「饗江芊成王嬖,而勿敬也。」商臣従其策,江芊果怒,曰:「呼,役夫,宜君王之欲廃汝而立職也。」商臣曰:「信矣。」〔評〕陽山君相衛,聞衛君之疑己也,乃偽謗其所愛樛竪以知之。術同此。
書き下し
楚の成王は商臣を以て太子と為す。既にして又た公子職を立てんと欲す。商臣は之を聞き、未だ察せざるなり。其の傅潘崇に告げて曰く、「之を察するは若何せん」と。潘崇曰く、「江芊に饗して、敬う勿かれ。成王の嬖なり」と。商臣は其の策に従う。江芊は果たして怒りて曰く、「呼、役夫よ。宜なり君王の汝を廃して職を立てんと欲するや」と。商臣曰く、「信なり」と。〔評〕陽山君、衛に相たり。衛君の己を疑うを聞き、乃ち偽りて其の愛する所の樛竪を謗りて以て之を知る。術は此れに同じ。
現代語訳
楚の成王は商臣を太子にした。ところがその後、また公子職を立てようと考えた。商臣はこのことを聞いたが、まだ確かめていなかった。そこで傅役の潘崇に言った。「どうしたら確かめられるだろうか」。潘崇は言った。「江芊をもてなして、敬わないようにしなさい。成王のお気に入りです」。商臣はその策に従った。江芊はやはり怒って言った。「ふん、この下郎め。王があなたを廃して職を立てようとされるのも当然だ」。商臣は言った。「本当だった」。〔評〕陽山君が衛の宰相であったとき、衛の君主が自分を疑っていると聞き、わざと君主の愛する樛竪を悪く言って、それで確かめた。手法はこれと同じである。
解説
この章句が説くこと
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