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智囊 / 敏悟・楊廷式・索紞

偽吳毛貞輔,累為邑宰,應選之廣陵,夢吞日,既寐腹猶熱,以問侍御史楊廷式。楊曰:「此夢至大,非君所能當,若以君言,得赤塢場官也。」果如其言。晉索充夢舅脫去上衣,索紞占曰:「『舅』字去其上,乃『男』字也,當生男。」又,張邈嘗奉使,夢狼啖一腳,索紞曰:「『腳』肉被啖,為『卻』字,子必不行。」後二占俱驗。又,宋捅夢內有人著赤衣,捅把兩杖極打之,紞曰:「『內』有人,『肉』字;朱衣赤色,乃乾肉也;兩杖箸象,極打之,必飽食。」亦驗。

新字:偽呉毛貞輔,累為邑宰,応選之広陵,夢呑日,既寐腹猶熱,以問侍御史楊廷式。楊曰:「此夢至大,非君所能当,若以君言,得赤塢場官也。」果如其言。晋索充夢舅脱去上衣,索紞占曰:「『舅』字去其上,乃『男』字也,当生男。」又,張邈嘗奉使,夢狼啖一脚,索紞曰:「『脚』肉被啖,為『却』字,子必不行。」後二占倶験。又,宋捅夢内有人著赤衣,捅把両杖極打之,紞曰:「『内』有人,『肉』字;朱衣赤色,乃乾肉也;両杖箸象,極打之,必飽食。」亦験。

書き下し

偽呉の毛貞輔、累ねて邑宰と為り、選に応じて広陵に之く。夢に日を呑み、寐ぬる後も腹なお熱し。以て侍御史の楊廷式に問う。楊曰く、「此の夢は至大にして、君の能く当たる所に非ず。若し君の言を以てせば、赤塢の場官を得ん」と。果たして其の言の如し。晋の索充、舅の上衣を脱ぎ去るを夢む。索紞占いて曰く、「「舅」の字、其の上を去れば乃ち「男」の字なり。当に男を生むべし」と。又、張邈、嘗て使を奉じ、狼の一脚を啖うを夢む。索紞曰く、「「脚」の肉啖わるれば、「卻」の字と為る。子、必ず行かず」と。後に二占、俱に験あり。又、宋捅、内に人の赤衣を著くる有り、捅、両杖を把りて之を極打するを夢む。紞曰く、「「内」に人有れば「肉」の字なり。朱衣は赤色、乃ち乾肉なり。両杖は箸の象。之を極打するは、必ず飽食せん」と。亦た験あり。

現代語訳

偽呉の毛貞輔は、何度も県の長官を務め、選考のために広陵へ向かった。夢で太陽を呑み、眠りから覚めた後も腹が熱かった。そこで侍御史の楊廷式に尋ねた。楊は言った。「この夢はあまりに大きく、あなたが担えるものではありません。あなたのお立場で言えば、赤塢の場官を得るくらいでしょう」。果たしてそのとおりになった。晋の索充は、母方のおじが上着を脱ぐ夢を見た。索紞は占って言った。「『舅』の字の上を取り去ると『男』の字になります。男の子が生まれるでしょう」。また張邈は使者に出るとき、狼に片足を食われる夢を見た。索紞は言った。「『脚』の肉を食われると『卻』の字になります。あなたはきっと行かずにすむでしょう」。後にこの二つの占いはどちらも的中した。また宋捅は、内に赤い服の人がいて、自分が二本の杖でこれをさんざん打つ夢を見た。索紞は言った。「『内』に人がいれば『肉』の字、赤い服は赤い色で干し肉、二本の杖は箸の形。これを打ち叩くのは、きっと腹いっぱい食べるでしょう」。これも的中した。

解説

毛貞輔が太陽を呑む夢を見たとき、楊廷式は「大きすぎて君には担えない」と言い、身の丈に合った役職を告げました。これは占いというより、相手の力量を見積もる助言として読めます。大きな夢に酔う人を、現実的な水準に戻す判断です。続く索紞の三例は、字の分解による言葉遊びで、確かな根拠は薄い部分です。それでも共通するのは、解釈する人が相手の立場と関心を踏まえている点です。管理職にとって参考になるのは、夢や野心に水を差さず、しかし実現可能な範囲に静かに着地させる助言の仕方です。

この章句が説くこと

日を呑む赤塢の場官舅と男脚と却肉と内楊廷式

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