智囊 / 敏悟・占狀元
孫龍光狀元及第,前一年,嘗夢積木數百,龍光踐履往復。既而請一李處士圓之,處士曰:「賀郎君喜,來年必是狀元。何者?己居眾材之上。」郭俊應舉時,夢見一老僧著屐,於臥榻上蹣跚而行,既寤,甚惡之。占者曰:「老僧,上座也;著屐於臥榻上,行屐高也;君其巍峨矣。」及見榜,乃狀元也。
新字:孫竜光状元及第,前一年,嘗夢積木数百,竜光践履往復。既而請一李処士円之,処士曰:「賀郎君喜,来年必是状元。何者?己居衆材之上。」郭俊応舉時,夢見一老僧著屐,於臥榻上蹣跚而行,既寤,甚悪之。占者曰:「老僧,上座也;著屐於臥榻上,行屐高也;君其巍峨矣。」及見榜,乃状元也。
書き下し
孫龍光、状元に及第す。前一年、嘗て夢に積木数百あり、龍光、践履して往復す。既にして一人の李処士に請いて之を円かにせしむ。処士曰く、「郎君の喜びを賀す。来年、必ず是れ状元ならん。何となれば、己は衆材の上に居ればなり」と。郭俊、応挙の時、夢に一老僧の屐を著けて、臥榻の上に蹣跚として行くを見る。既に寤めて、甚だ之を悪む。占者曰く、「老僧は、上座なり。屐を著けて臥榻の上に行くは、行屐高きなり。君、其れ巍峨たらんか」と。榜を見るに及び、乃ち状元なり。
現代語訳
孫龍光が状元(首席)で及第した。その前の年、夢で何百本もの材木が積まれており、龍光はその上を何度も行き来して歩いた。目覚めてから李という隠者に夢の意味を尋ねた。処士は言った。「おめでとうございます。来年は必ず首席でしょう。なぜなら、あなた自身がすべての材木(人材)の上に立っているからです」。郭俊は科挙を受けるとき、夢で一人の老僧が下駄を履いて、寝台の上をよろよろと歩くのを見た。目覚めてたいそう嫌な気分になった。占い師は言った。「老僧は上座の人です。下駄を履いて寝台の上を行くのは、行く下駄が高いということ。あなたは高く抜きん出るでしょう」。合格発表を見ると、やはり首席だった。
解説
この章句が説くこと
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