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武家家訓集 / 朝倉敏景十七箇条第六条

一於城內夜能可爲無用事、

新字:一於城内夜能可為無用事、

書き下し

一、城内に於いて夜能は無用たるべき事、

現代語訳

城の中で夜の能を催すことは、無用である。

解説

第六条は、城内で夜能を催すことを無用とする、十二字の短い条です。理由は本文にありませんが、前の第五条が猿楽見物の浪費を戒めているので、同じ筋の倹約と節度の条と読めます。夜の催しは費用がかさむだけでなく、警固や翌日の務めにも響くという事情が想像されますが、これは推測です。主君自身が率先して遊興を慎むことで、家中の空気が引き締まる効果も考えられます。現代でも、経営者や管理職の私的な娯楽や宴会が会社の経費や勤務時間に入り込めば、周囲は規範のゆるみを見ます。短い禁止にも、上に立つ者の身の処し方への注意が読み取れます。

この章句が説くこと

節度倹約公私混同夜能率先垂範武家家訓集

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