武治提要 / 知人・第11段
監察に顯密の二等あり。密に又三等あり。其國郡村里に常に置て其閭人のごとくし、常に其所の事物を通ずる、これ一等なり。屢遷行して見聞するものあり、これ一等なり。某の物某の事を見聞すべしと命じて其國郡村里につかわすものあり、これ一等なり。治亂ともに此三等常に怠るべからず。此三等を以て糺すときは、事物の眞僞更に覆べからず。
新字:監察に顕密の二等あり。密に又三等あり。其国郡村里に常に置て其閭人のごとくし、常に其所の事物を通ずる、これ一等なり。屡遷行して見聞するものあり、これ一等なり。某の物某の事を見聞すべしと命じて其国郡村里につかわすものあり、これ一等なり。治乱ともに此三等常に怠るべからず。此三等を以て糺すときは、事物の真偽更に覆べからず。
書き下し
監察に顯密の二等あり。密に又三等あり。其國郡村里に常に置て其閭人のごとくし、常に其所の事物を通ずる、これ一等なり。屢遷行して見聞するものあり、これ一等なり。某の物某の事を見聞すべしと命じて其國郡村里につかわすものあり、これ一等なり。治亂ともに此三等常に怠るべからず。此三等を以て糺すときは、事物の眞僞更に覆べからず。
現代語訳
監察には、顕と密の二つの等がある。密にはさらに三つの等がある。その国・郡・村・里に常に置いて、里の門番のように、そこの事物をいつも通じさせる者、これが一等である。しばしば場所を替えて見聞する者、これが一等である。何々の物、何々の事を見聞せよと命じて、その国・郡・村・里に遣わす者、これが一等である。治まる世でも乱れる世でも、この三つの等を常に怠ってはならない。この三つで糺すなら、事物の真偽は決して隠せない。
解説
この章句が説くこと
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