晏子春秋 / 外篇下・景公為大鐘,晏子與仲尼、柏常騫知將毀
景公為大鐘,將縣之,晏子、仲尼、柏常騫,三人朝,俱曰:「鐘將毀。」沖之,果毀。公召三子者而問之,晏子對曰:「鐘大,不祀先君而以燕,非禮,是以曰鐘將毀。」仲尼曰:「鐘大而縣下,沖之,其氣下回而上薄,是以曰鐘將毀。」柏常騫曰:「今庚申,雷日也,音莫勝於雷,是以曰鐘將毀也。」
新字:景公為大鐘,将県之,晏子、仲尼、柏常騫,三人朝,倶曰:「鐘将毀。」沖之,果毀。公召三子者而問之,晏子対曰:「鐘大,不祀先君而以燕,非礼,是以曰鐘将毀。」仲尼曰:「鐘大而県下,沖之,其気下回而上薄,是以曰鐘将毀。」柏常騫曰:「今庚申,雷日也,音莫勝於雷,是以曰鐘将毀也。」
書き下し
景公大鐘を為り、将に之を県けんとす。晏子・仲尼・柏常騫の三人朝し、俱に曰く、「鐘将に毀れんとす」と。之を沖けば、果たして毀る。公三子者を召して之を問う。晏子対えて曰く、「鐘は大にして、先君を祀らずして以て燕す、礼に非ず、是を以て鐘将に毀れんとすと曰う」と。仲尼曰く、「鐘は大にして県くること下く、之を沖けば、其の気下に回りて上に薄る、是を以て鐘将に毀れんとすと曰う」と。柏常騫曰く、「今は庚申、雷の日なり、音は雷に勝るは莫し、是を以て鐘将に毀れんとすと曰うなり」と。
現代語訳
景公は大きな鐘を作り、これを吊るそうとしました。晏子・仲尼・柏常騫の三人が朝廷に来て、そろって言いました。「この鐘はまもなく壊れます」。これを突いてみると、果たして壊れました。公は三人を呼んで理由を尋ねました。晏子は答えました。「鐘が大きいのに、先君を祀らずに宴に用いるのは、礼にかないません。それで鐘はまもなく壊れると申しました」。仲尼は言いました。「鐘が大きいのに吊るす位置が低く、これを突くと、その気が下に回って上に迫ります。それで鐘はまもなく壊れると申しました」。柏常騫は言いました。「今日は庚申で、雷の日です。音は雷に勝るものはありません。それで鐘はまもなく壊れると申しました」。
解説
この章句が説くこと
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