修身要領 / 第二条
心身の独立を全うし、自から其身を尊重して、人たるの品位を辱めざるもの、之を独立自尊の人と云ふ。
書き下し
心身の独立を全うし、みずからその身を尊重して、人たるの品位を辱めざるもの、これを独立自尊の人と言う。
現代語訳
心も体も他人に頼らず独立を保ち、自分で自分の身を大切にして、人としての品位を傷つけない人、これを独立自尊の人といいます。
解説
独立自尊とは何かを、一文で定義した条です。要点は二つで、心身ともに独立していること、そして自分を尊重して品位を落とさないことです。独立と聞くと一人で何でもこなす姿を思いがちですが、ここで重んじられているのは、他人に判断や生き方を預けないことと、自分を粗末に扱わないことです。成果のためなら無理を重ねる、評価されたいから迎合する、といった振る舞いは、この定義から外れます。現代の職場でも、自分の価値観に基づいて動き、そのうえで自分を大切にできる人が、結局は周囲からの信頼も集めます。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
独立自尊心身の独立自己尊重品位独立の人
関連する章句
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修身要領・第一条人は人たるの品位を進め、智徳を磨き、ますますその光輝を発揚するをもって、本分となさざるべからず。吾党の男女は、独立自尊の主義をもって修身処世の要領となし、これを服膺して、人たるの本分を全うすべきものなり。
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『酔古堂剣掃』集倩・詩に方言を用ふ詩に方言を用ふるは、豈に是れ采風の子ならんや。 談ずること徘語に鄰すれば、恐らくは拂麈の羞を貽さん。
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『格言聯璧』敦品類・富人の前にて貧を言ふ莫かれ貴人の前にて賤を言ふこと莫かれ、彼將に我其の薦を求むと謂はんとす。 富人の前にて貧を言ふこと莫かれ、彼將に我其の憐みを求むと謂はんとす。 小人は專ら人の恩を望み、恩過ぐれば輒ち忘る。 君子は輕々しく人の恩を受けず、受くれば則ち必ず報ゆ。 衆に處するに和を以てするも、強毅にして奪ふべからざるの力有るを貴ぶ。
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