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修身要領 / 第三条

自から労して自から食ふは、人生独立の本源なり。独立自尊の人は自労自活の人たらざる可らず。

書き下し

みずから労してみずから食うは、人生独立の本源なり。独立自尊の人は自労自活の人たらざるべからず。

現代語訳

自分で働いて自分で食べていくことは、人が独立して生きていくための根本です。独立自尊の人は、自分で働いて自分の力で生計を立てる人でなければなりません。

解説

精神的な独立を語る前に、まず経済の土台を置いた条です。自分の働きで食べていけてこそ、他人の顔色をうかがわずに判断できる、という考え方で、福沢が一貫して重んじた実学の精神にも通じます。一方で、働けない時期や事情のある人を責める条文ではなく、独立の出発点を示したものと読めます。現代の職場でも、収入の源を会社に全面的に預けるのではなく、どこでも通用する力を身につけておくことが、自分の意思で選ぶ自由につながります。自分で稼ぐ力は、自分で決める力の裏づけです。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

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この章句が説くこと

自労自活経済的独立独立の本源生計働くこと

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