朱子家訓 / 居身務期質樸
居身務期質樸,教子要有義方。
書き下し
身を居くには務めて質樸を期し、子を教うるには義方有るを要す。
現代語訳
自分の暮らしぶりは、努めて飾り気のない素朴さを心がけ、子どもを教えるには、正しい道理にかなった方法を持ちなさい。
解説
「義方」は『春秋左氏伝』にも見える語で、物事の筋道、正しいやり方を指します。この条の要点は、自分の暮らしを質素に保つことと、子の教育に原則を持つことが対になっている点です。親が華美に流れれば、どんな言葉を重ねても教えの説得力は弱まります。質樸という日々の態度が、教育の土台になるという考え方です。職場でも、上司や先輩が自ら質実に振る舞い、指導に一貫した筋を通すことが、部下への最も確かな教えになります。教える側の暮らしと言葉が一致しているかが問われます。
この章句が説くこと
居身質樸教子義方一貫範を示す
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