新語 / 無為
夫法令所以誅暴也,故曾、閔之孝,夷、齊之廉,此寧畏法教而為之者哉?故堯、舜之民,可比屋而封,桀、紂之民,可比屋而誅,何者?化使其然也。故近河之地溼,而近山之木長者,以類相及也。故山出雲,丘阜生氣,四瀆東流,百川無西行者,小象大而少從多也。
新字:夫法令所以誅暴也,故曽、閔之孝,夷、斉之廉,此寧畏法教而為之者哉?故堯、舜之民,可比屋而封,桀、紂之民,可比屋而誅,何者?化使其然也。故近河之地湿,而近山之木長者,以類相及也。故山出雲,丘阜生気,四瀆東流,百川無西行者,小象大而少従多也。
書き下し
夫れ法令は暴を誅する所以なり。故に曽・閔の孝、夷・斉の廉、此れ寧ぞ法教を畏れて之を為す者ならんや。故に堯・舜の民は、屋を比べて封ず可く、桀・紂の民は、屋を比べて誅す可し。何となれば、化の然らしむればなり。故に河に近き地は湿り、山に近き木は長ずるは、類を以て相及べばなり。故に山は雲を出し、丘阜は気を生じ、四瀆は東に流れ、百川に西に行く者無きは、小は大に象り、少は多に従えばなり。
現代語訳
そもそも法令は暴虐な者を罰するためのものです。曾子・閔子騫の孝行や、伯夷・叔斉の清廉は、どうして法や教えを恐れて行ったものでしょうか。だから堯・舜の民は、家々が並んで封ぜられるほどで、桀・紂の民は、家々が並んで誅せられるほどでした。なぜかといえば、教化がそうさせたからです。だから川に近い土地は湿り、山に近い木は大きく育つのは、同類のものが互いに及び合うからです。だから山は雲を出し、丘は気を生み、四つの大河は東に流れて、あらゆる川に西へ行くものがないのは、小さいものが大きいものに倣い、少ないものが多いものに従うからです。
解説
この章句が説くこと
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