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三十六計 / 第二套 敵戰計・第十二計・順手牽羊

微隙在所必乘;微利在所必得。少陰,少陽。 【按語】大軍動處,其隙甚多,乘間取利,不必以勝。勝固可用,敗亦可用。

新字:微隙在所必乗;微利在所必得。少陰,少陽。 【按語】大軍動処,其隙甚多,乗間取利,不必以勝。勝固可用,敗亦可用。

書き下し

微隙は必ず乘ずる所なり。微利は必ず得る所なり。少陰、少陽。 【按語】大軍動く處、其の隙甚だ多し。間に乘じて利を取り、必ずしも勝を以てせず。勝は固より用ふべし、敗も亦た用ふべし。

現代語訳

わずかな隙は必ず乗じるべきものであり、わずかな利益は必ず手に入れるべきものである。少陰、少陽。 【按語】大軍が動くところには、隙がたくさんできます。その隙に乗じて利益を取り、必ずしも勝つことを目的にしなくてよいのです。勝ったときにも使えますし、負けたときにも使えます。

解説

第十二計「順手牽羊」は、羊をついでに引いていくように、小さな隙や小さな利益を逃さず取る計です。按語は、大軍が動けば隙は多く生まれると述べ、勝ち負けにかかわらず使えると言います。全体が決まらない場面でも、細かな機会を拾い続ける姿勢の大切さを示しています。仕事では、大きな商談の途中で出てくる小さな情報や、ついでに生まれる関係づくり、小さな改善などを積み重ねることにあたります。ただし、他人の油断を盗む意味にとると倫理に反するので、公正な範囲での機会の取り込みと考えるのがよいでしょう。

この章句が説くこと

順手牽羊微隙微利少陰少陽乗間大軍

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