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礼記 / 文王世子

其公大事,則以其喪服之精粗為序。雖於公族之喪亦如之,以次主人。 若公與族燕,則異姓為賓,膳宰為主人,公與父兄齒。族食,世降一等。 其在軍,則守於公禰。公若有出疆之政,庶子以公族之無事者守於公宮,正室守大廟,諸父守貴宮貴室,諸子諸孫守下宮下室。

新字:其公大事,則以其喪服之精粗為序。雖於公族之喪亦如之,以次主人。 若公与族燕,則異姓為賓,膳宰為主人,公与父兄歯。族食,世降一等。 其在軍,則守於公祢。公若有出疆之政,庶子以公族之無事者守於公宮,正室守大廟,諸父守貴宮貴室,諸子諸孫守下宮下室。

書き下し

其の公の大事には、則ち其の喪服の精粗を以て序と為す。公族の喪に於いても亦た之の如くし、以て主人に次ぐ。 若し公、族と燕すれば、則ち異姓を賓と為し、膳宰を主人と為し、公は父兄と歯す。族食は、世ごとに一等を降す。 其の軍に在りては、則ち公禰を守る。公若し疆を出づるの政有らば、庶子は公族の事無き者を以て公宮を守らしめ、正室は大廟を守り、諸父は貴宮貴室を守り、諸子諸孫は下宮下室を守る。

現代語訳

君主の死という大事には、公族は着る喪服の布目の細かさ粗さによって順序を定める。公族の中で死者が出たときも同じようにし、喪主のすぐ後に続く。 もし君主が一族と酒宴を催すときは、異姓の者を賓客とし、膳宰を主人役とし、君主は父や兄と年齢の順に並ぶ。一族と会食する回数は、世代が一つ遠ざかるごとに一段ずつ減らす。 軍中にあっては、公族は君主の携える祖先の位牌を守る。君主がもし国境を出る用向きがあれば、庶子は公族のうち務めのない者に君主の宮殿を守らせ、正室(せいしつ、嫡子)は太祖の廟を守り、君主のおじたちは君主の正殿を守り、子や孫たちはその他の宮殿や部屋を守る。

解説

公族の喪・宴・軍・留守における務めと順序を続けて定める。君主の喪ではみな斬衰を着るが、並ぶ順序は本来の親疎によって定め、喪服の粗いほど前に立つ。鄭玄は、君のためには皆斬衰でも、序は必ず本来の親しさによると注する。宴では異姓を賓とし、料理番の長を主人役にして、君主自身は父兄と年齢の順に並ぶ。鄭玄は、最も尊い者が自ら親族の列から離れないのだと注している。一族との会食は世代が遠ざかるごとに減らし、鄭玄はこれを、親しい者とは密に、疎い者とはまれにと説く。軍では祖先の位牌を守り、君主の外出中は身分に応じて宮殿や廟を分担して守る。一族の者に、それぞれの親しさと立場に応じた役目が割り振られているのである。親族の集まりで、誰がどこに座り、何を受け持つかを考えるときの原型といえる。

この章句が説くこと

礼記文王世子公族喪服親疎

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