太上感応篇 / 結論・転禍為福、一日に三善あり
眾善奉行,久久必獲吉慶;所謂轉禍為福也。故吉人語善、視善、行善,一日有三善,三年天必降之福。
新字:衆善奉行,久久必獲吉慶;所謂転禍為福也。故吉人語善、視善、行善,一日有三善,三年天必降之福。
書き下し
久久にして必ず吉慶を獲ん。所謂る禍を転じて福と為すなり。故に吉人は善を語り、善を視、善を行ふ。一日に三善有れば、三年にして天必ず之に福を降す。
現代語訳
長く続けていけば、必ずめでたいことを得るでしょう。これがいわゆる、わざわいを転じて福となす、ということです。ですから善い人は、善いことを語り、善いことを見、善いことを行います。一日に三つの善があれば、三年たてば天は必ずその人に幸いを降すのです。
解説
前段を受けて、改めた先に何があるかを説く段です。転禍為福という言葉は『戦国策』などにも見える古い言い方で、ここでは悔い改めによって禍が福に変わることを指しています。注目すべきは後半の数え方でしょう。語る、見る、行うの三つを一日分の善とし、それを三年続けよと言います。特別な善行ではなく、何を語り、何を見て、何をするかという日々の分量に落としているわけです。三年という期間の置き方も現実的です。一日の三善は小さくて数えられ、三年は短くはないが手の届く長さです。続く力を持たない目標は、たいてい単位が大きすぎるか、期限が遠すぎます。
この章句が説くこと
転禍為福三善継続日々福
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