法華経 / 普賢菩薩勸發品第二十八(3)
阿檀地,檀陀婆地,檀陀婆帝,檀陀鳩舍隸,檀陀修陀隸,修陀隸,修陀羅婆底,佛馱波羶禰,薩婆陀羅尼阿婆多尼,薩婆婆沙阿婆多尼,修阿婆多尼,僧伽婆履叉尼,僧伽涅伽陀尼,阿僧祇,僧伽波伽地,帝隸阿惰僧伽兜略,阿羅帝婆羅帝,薩婆僧伽三摩地伽蘭地,薩婆達磨修波利剎帝,薩婆薩埵樓馱憍舍略阿冕伽地,辛阿毗吉利地帝。 「世尊,若有菩薩得聞是陀羅尼者,當知普賢神通之力,若法華經、行閻浮提,有受持者,應作此念:『皆是普賢威神之力。』若有受持、讀誦,正憶念,解其義趣,如說修行,當知是人、行普賢行,於無量無邊諸佛所、深種善根,為諸如來、手摩其頭。若但書寫,是人命終,當生忉利天上,是時八萬四千天女、作眾伎樂而來迎之,其人即著七寶冠,於婇女中、娛樂快樂,何況受持、讀誦,正憶念,解其義趣,如說修行。若有人受持,讀誦,解其義趣,是人命終,為千佛授手,令不恐怖、不墮惡趣,即往兜率天上、彌勒菩薩所,彌勒菩薩、有三十二相大菩薩眾所共圍繞,有百千萬億天女眷屬,而於中生,有如是等功德利益。是故智者,應當一心自書,若使人書,受持、讀誦,正憶念,如說修行。」 「世尊,我今以神通力故、守護是經,於如來滅後、閻浮提內,廣令流布,使不斷絕。」
新字:阿檀地,檀陀婆地,檀陀婆帝,檀陀鳩舎隸,檀陀修陀隸,修陀隸,修陀羅婆底,仏馱波羶祢,薩婆陀羅尼阿婆多尼,薩婆婆沙阿婆多尼,修阿婆多尼,僧伽婆履叉尼,僧伽涅伽陀尼,阿僧祇,僧伽波伽地,帝隸阿惰僧伽兜略,阿羅帝婆羅帝,薩婆僧伽三摩地伽蘭地,薩婆達磨修波利刹帝,薩婆薩埵楼馱憍舎略阿冕伽地,辛阿毗吉利地帝。 「世尊,若有菩薩得聞是陀羅尼者,当知普賢神通之力,若法華経、行閻浮提,有受持者,応作此念:『皆是普賢威神之力。』若有受持、読誦,正憶念,解其義趣,如説修行,当知是人、行普賢行,於無量無辺諸仏所、深種善根,為諸如来、手摩其頭。若但書写,是人命終,当生忉利天上,是時八万四千天女、作衆伎楽而来迎之,其人即著七宝冠,於婇女中、娯楽快楽,何況受持、読誦,正憶念,解其義趣,如説修行。若有人受持,読誦,解其義趣,是人命終,為千仏授手,令不恐怖、不堕悪趣,即往兜率天上、弥勒菩薩所,弥勒菩薩、有三十二相大菩薩衆所共囲繞,有百千万億天女眷属,而於中生,有如是等功徳利益。是故智者,応当一心自書,若使人書,受持、読誦,正憶念,如説修行。」 「世尊,我今以神通力故、守護是経,於如来滅後、閻浮提内,広令流布,使不断絶。」
書き下し
阿檀地,檀陀婆地,檀陀婆帝,檀陀鳩舍隸,檀陀修陀隸,修陀隸,修陀羅婆底,佛馱波羶禰,薩婆陀羅尼阿婆多尼,薩婆婆沙阿婆多尼,修阿婆多尼,僧伽婆履叉尼,僧伽涅伽陀尼,阿僧祇,僧伽波伽地,帝隸阿惰僧伽兜略,阿羅帝婆羅帝,薩婆僧伽三摩地伽蘭地,薩婆達磨修波利剎帝,薩婆薩埵樓馱憍舍略阿冕伽地,辛阿毗吉利地帝。 「世尊、若し菩薩有りて、是の陀羅尼を聞くことを得ば、当に知るべし、普賢の神通の力なり。若し法華経、閻浮提に行ぜられ、受持する者有らば、応に此の念を作すべし。『皆是れ普賢の威神の力なり』と。若し受持し読誦し、正憶念し、其の義趣を解し、説の如く修行せば、当に知るべし、是の人は普賢の行を行ずるなり。無量無辺の諸仏の所に於いて、深く善根を種え、諸の如来に、手をもって其の頭を摩でらる。若し但書写せば、是の人命終して、当に忉利天上に生まるべし。是の時、八万四千の天女、衆の伎楽を作して来たり迎う。其の人即ち七宝の冠を著け、婇女の中に於いて、娯楽快楽せん。何に況んや受持し、読誦し、正憶念し、其の義趣を解し、説の如く修行せんをや。若し人有りて受持し、読誦し、其の義趣を解せば、是の人命終して、千仏に手を授けられ、恐怖せず、悪趣に堕ちざらしめられ、即ち兜率天上の弥勒菩薩の所に往かん。弥勒菩薩は、三十二相の大菩薩衆の共に囲繞する所にして、百千万億の天女眷属有り、而も中に於いて生ぜん。是の如き等の功徳利益有り。是の故に智者は、応当に一心に自ら書き、若しは人をして書かしめ、受持し、読誦し、正憶念し、説の如く修行すべし。」 「世尊、我今神通力を以ての故に、是の経を守護し、如来の滅後に、閻浮提の内に、広く流布せしめて、断絶せざらしめん。」
現代語訳
(ここに陀羅尼の呪文が音写で記されます。意味を訳さず、音のまま唱える言葉のため、訳は付しません。) 世尊、もし菩薩がこの陀羅尼を聞くことができたなら、それは普賢の神通の力であると知るべきです。もし法華経が閻浮提で行われ、受け持つ人がいるなら、これは皆、普賢の威神の力によるものだと思うべきです。もし受け持ち、読誦し、正しく憶念し、その意味するところを理解し、説かれたとおりに修行するなら、その人は普賢の行を行じているのだと知るべきです。その人は無量無辺の諸仏のもとで深く善根を植え、如来たちに手でその頭をなでられます。もし書き写すだけでも、その人は命が終わるとき、忉利天に生まれます。そのとき八万四千の天女が音楽を奏でて迎えにきて、その人はすぐに七宝の冠をつけ、天女たちの中で楽しみます。まして、受け持ち、読誦し、正しく憶念し、意味を理解し、説かれたとおりに修行する人は、なおさらです。もし人が受け持ち、読誦し、その意味を理解するなら、その人は命が終わるとき、千の仏に手を差し伸べられ、恐れず、悪い境涯に堕ちることなく、兜率天の弥勒菩薩のところへ行きます。弥勒菩薩は三十二相をもつ大菩薩たちに囲まれ、百千万億の天女の眷属がいて、その中に生まれるのです。このような功徳と利益があります。ですから智者は、一心に自ら書き、あるいは人に書かせ、受け持ち、読誦し、正しく憶念し、説かれたとおりに修行すべきです。 世尊、私はいま神通力によってこの経を守り、如来の滅後に、閻浮提の中に広く行きわたらせ、断絶させません。
解説

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法華経・普賢菩薩勸發品第二十八(4)爾の時、釈迦牟尼仏、讃めて言わく。「善いかな、善いかな、普賢。汝、能く是の経を護助して、多くの衆生をして、安楽利益せしむ。汝、已に不可思議の功徳、深大の慈悲を成就し、久遠より来、阿耨多羅三藐三菩提の意を発し、而も能く是の神通の願を作して、是の経を守護す。我当に神通力を以て、能く普賢菩薩の名を受持する者を守護すべし。」 「普賢よ、若し是の法華経を受持し、読誦し、正憶念し、修習し、書写する者有らば、当に知るべし、是の人は則ち釈迦牟尼仏を見、仏の口より此の経典を聞くが如し。当に知るべし、是の人は釈迦牟尼仏を供養するなり。当に知るべし、是の人は仏の善いかなと讃めたまう。当に知るべし、是の人は釈迦牟尼仏の手をもって其の頭を摩でらる。当に知るべし、是の人は釈迦牟尼仏の衣に覆わるる所と為る。是の如きの人は、復世楽に貪著せず、外道の経書、手筆を好まず、亦復其の人、及び諸の悪者に親近することを喜ばず。若しは屠児、若しは猪羊鶏狗を畜う、若しは猟師、若しは女色を炫売する者なり。是の人は心意質直にして、正憶念有り、福徳力有り。是の人は三毒に悩まされず、亦復嫉妬、我慢、邪慢、増上慢に悩まされず。是の人は少欲知足にして、能く普賢の行を修す。」 「普賢よ、若し如来の滅後、後の五百歳に、若し人有りて、法華経を受持し読誦する者を見ては、応に是の念を作すべし。『此の人は久しからずして、当に道場に詣り、諸の魔衆を破り、阿耨多羅三藐三菩提を得、法輪を転じ、法鼓を撃ち、法螺を吹き、法雨を雨らし、当に天人大衆の中の師子法座の上に坐すべし』と。」
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法華経・普賢菩薩勸發品第二十八(2)爾の時、普賢菩薩、仏に白して言さく。「世尊、後の五百歳、濁悪世の中に於いて、其れ是の経典を受持する者有らば、我当に守護し、其の衰患を除き、安隠なることを得しめ、伺い求めて其の便を得る者無からしめん。若しは魔、若しは魔子、若しは魔女、若しは魔民、若しは魔に著せらるる者、若しは夜叉、若しは羅刹、若しは鳩槃荼、若しは毘舎闍、若しは吉遮、若しは富単那、若しは韋陀羅等の、諸の人を悩ます者、皆便を得ざらしめん。是の人、若しは行き、若しは立ちて、此の経を読誦せば、我爾の時に六牙の白象王に乗り、大菩薩衆と倶に、其の所に詣りて、自ら身を現じ、供養し守護して、其の心を安慰せん。亦法華経を供養せんが為の故なり。是の人、若しは坐して、此の経を思惟せば、爾の時、我復白象王に乗りて、其の人の前に現ぜん。其の人、若し法華経に於いて、一句一偈を忘失すること有らば、我当に之に教え、与に共に読誦して、還って通利せしめん。爾の時、法華経を受持し読誦する者、我が身を見ることを得て、甚だ大いに歓喜し、転た復精進せん。我を見るを以ての故に、即ち三昧、及び陀羅尼を得ん。名づけて旋陀羅尼、百千万億旋陀羅尼、法音方便陀羅尼と為す。是の如き等の陀羅尼を得ん。」 「世尊、若し後世の後の五百歳、濁悪世の中に、比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷の、求索する者、受持する者、読誦する者、書写する者、是の法華経を修習せんと欲せば、三七日の中に於いて、応当に一心に精進すべし。三七日満ち已らば、我当に六牙の白象に乗り、無量の菩薩と、而も自ら囲繞せられ、一切衆生の見んことを喜ぶ所の身を以て、其の人の前に現じて、而も為に法を説き、示教利喜せん。亦復与に陀羅尼呪を与えん。是の陀羅尼を得るが故に、非人の能く破壊する者有ること無く、亦女人の惑乱する所と為らじ。我が身も亦自ら常に是の人を護らん。惟願わくは世尊、我が此の陀羅尼呪を説くを聴したまえ。」 即ち仏前に於いて、呪を説いて曰く、
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法華経・普賢菩薩勸發品第二十八(5)「普賢よ、若し後世に於いて、是の経典を受持し読誦する者は、是の人復衣服、臥具、飲食、資生の物に貪著せず、所願虚しからず、亦現世に於いて其の福報を得ん。若し人有りて之を軽毀して、言わん、汝は狂人なるのみ、空しく是の行を作して、終に獲る所無けん、と。是の如き罪報は、当に世世に眼無かるべし。若し之を供養し讃歎する者有らば、当に今世に於いて現の果報を得べし。若し復是の経を受持する者を見て、其の過悪を出ださば、若しは実にもあれ、若しは不実にもあれ、此の人は現世に白癩の病を得ん。若し之を軽笑する者有らば、当に世世に牙歯疎き欠け、醜き唇、平たき鼻、手脚繚戻し、眼目角睞し、身体臭穢にして、悪瘡、膿血、水腹、短気、諸の悪重病あるべし。是の故に普賢よ、若し是の経典を受持する者を見ては、当に起ちて遠く迎うべし。当に仏を敬うが如くすべし。」 是の普賢勧発品を説きたまいし時、恒河沙等の無量無辺の菩薩、百千万億の旋陀羅尼を得、三千大千世界微塵等の諸菩薩、普賢の道を具えたり。仏、是の経を説きたまいし時、普賢等の諸菩薩、舎利弗等の諸声聞、及び諸天、龍、人非人等、一切の大会、皆大いに歓喜し、仏語を受持して、礼を作して去りにき。
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法華経・陀羅尼品第二十六(1)爾の時、薬王菩薩、即ち座より起ち、右の肩を偏袒し、合掌して仏に向かい、而も仏に白して言さく。「世尊、若し善男子、善女人、能く法華経を受持する者有らんに、若しは読誦して通利し、若しは経巻を書写せば、幾所の福を得んや。」仏、薬王に告げたまわく。「若し善男子、善女人有りて、八百万億那由他恒河沙等の諸仏を供養せば、汝が意に於いて云何、其の所得の福、寧ろ多しと為すや否や。」「甚だ多し、世尊。」仏の言わく。「若し善男子、善女人、能く是の経に於いて、乃至一四句偈を受持し、読誦し、義を解して、説の如く修行せば、功徳甚だ多し。」爾の時、薬王菩薩、仏に白して言さく。「世尊、我今当に説法者に陀羅尼呪を与え、以て之を守護すべし。」即ち呪を説いて曰く、 安爾 曼爾 摩禰 摩摩禰 旨隸 遮梨第 賒□ 賒履多瑋 羶帝 目帝 目多履 娑履 阿瑋娑覆 桑履 娑履 叉裔 阿叉裔 阿耆膩 羶帝 賒履 陀羅尼 阿盧伽婆娑簸蔗毗叉膩 禰毗剃 阿便哆邏禰履剃 阿亶哆波隸輸地 漚究隸 牟究隸 阿羅隸 波羅隸 首迦差 阿三磨三履 佛馱毗吉利□帝 達磨波利差帝 僧伽涅瞿沙禰 婆舍婆舍輸地 曼哆邏 曼哆邏叉夜多 郵樓哆 郵樓哆憍舍略 惡叉邏 惡叉冶多冶 阿婆盧 阿磨若那多夜 「世尊、是の陀羅尼神呪は、六十二億恒河沙等の諸仏の所説なり。若し此の法師を侵毀すること有らば、則ち是の諸仏を侵毀し已るなり。」
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法華経・如來神力品第二十一(3)諸仏は世を救う者、大神通に住して、衆生を悦ばしめんが為の故に、無量の神力を現じたもう。舌相は梵天に至り、身より無数の光を放つ。仏道を求むる者の為に、この稀有の事を現じたもう。 諸仏の謦欬の声、及び弾指の声は、周く十方の国に聞こえ、地は皆六種に動ず。仏の滅度の後、能くこの経を持たんが故に、諸仏は皆歓喜して、無量の神力を現じたもう。 この経を嘱累せんが故に、受持する者を讃美すること、無量劫の中にても、猶お尽くすこと能わず。この人の功徳は、無辺にして窮まり有ること無く、十方の虚空の、辺際を得べからざるが如し。 能くこの経を持たん者は、則ち已に我を見、亦多宝仏、及び諸の分身の者を見、又我が今日、諸の菩薩を教化するを見るなり。能くこの経を持たん者は、我及び分身、 滅度の多宝仏をして、一切皆歓喜せしむ。十方の現在の仏、並びに過去未来をも、亦見、亦供養し、亦歓喜を得せしむ。諸仏の道場に坐して、得たまう所の秘要の法を、 能くこの経を持たん者は、久しからずして亦当に得べし。能くこの経を持たん者は、諸法の義、名字及び言辞において、楽説窮まり尽くること無く、風の空中におけるが如く、一切障礙無けん。 如来の滅後に、仏の説きたまう所の経の、因縁及び次第を知り、義に随って如実に説かんこと、日月の光明の、能く諸の幽冥を除くが如くならん。この人、世間に行じて、能く衆生の闇を滅し、 無量の菩薩を教えて、畢竟して一乗に住せしめん。この故に智有る者は、この功徳の利を聞かば、我が滅度の後において、応にこの経を受持すべし。この人は仏道において、決定して疑い有ること無けん。
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法華経・普賢菩薩勸發品第二十八(1)爾の時、普賢菩薩、自在の神通力、威徳、名聞を以て、大菩薩の無量無辺不可称数なると倶に、東方より来たる。経る所の諸国、普く皆震動し、宝蓮華を雨らし、無量百千万億の種種の伎楽を作す。又無数の諸天、龍、夜叉、乾闥婆、阿修羅、迦楼羅、緊那羅、摩睺羅伽、人非人等の大衆に囲繞せられ、各威徳神通の力を現ず。娑婆世界の耆闍崛山の中に到り、頭面に釈迦牟尼仏を礼し、右に繞ること七匝して、仏に白して言さく。「世尊、我、宝威徳上王仏の国に於いて、遥かに此の娑婆世界に法華経を説くを聞き、無量無辺百千万億の諸の菩薩衆と共に来たりて聴受す。惟願わくは世尊、当に為に之を説きたまえ。若し善男子、善女人、如来の滅後に於いて、云何んぞ能く是の法華経を得ん。」 仏、普賢菩薩に告げたまわく。「若し善男子、善女人、四法を成就せば、如来の滅後に於いて、当に是の法華経を得べし。一には諸仏に護念せられ、二には衆の徳本を植え、三には正定聚に入り、四には一切衆生を救うの心を発す。善男子、善女人、是の如く四法を成就せば、如来の滅後に於いて、必ず是の経を得ん。」