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法華経 / 陀羅尼品第二十六(3)

爾時有羅剎女等,一名藍婆,二名毗藍婆,三名曲齒,四名華齒,五名黑齒,六名多發,七名無厭足,八名持瓔珞,九名睾帝,十名奪一切眾生精氣,是十羅剎女,與鬼子母、並其子、及眷屬,俱詣佛所,同聲白佛言:「世尊,我等亦欲擁護讀誦受持法華經者,除其衰患,若有伺求法師短者,令不得便。」即於佛前,而說咒曰: 伊提履 伊提泯 伊提履 阿提履 伊提履 泥履 泥履 泥履 泥履 泥履 樓醯 樓醯 樓醯 樓醯 多醯 多醯 多醯 兜醯 □醯 「寧上我頭上,莫惱於法師。若夜叉、若羅剎、若餓鬼、若富單那、若吉遮、若毗陀羅、若犍馱、若烏摩勒伽、若阿跋摩羅、若夜叉吉遮、若人吉遮、若熱病、若一日、若二日、若三日、若四日、乃至七日、若常熱病,若男形、若女形、若童男形、若童女形,乃至夢中,亦復莫惱。」即於佛前、而說偈言: 若不順我咒,惱亂說法者,頭破作七分,如阿梨樹枝。如殺父母罪,亦如壓油殃,斗秤欺誑人,調達破僧罪。 犯此法師者,當獲如是殃。

新字:爾時有羅刹女等,一名藍婆,二名毗藍婆,三名曲歯,四名華歯,五名黒歯,六名多発,七名無厭足,八名持瓔珞,九名睾帝,十名奪一切衆生精気,是十羅刹女,与鬼子母、並其子、及眷属,倶詣仏所,同声白仏言:「世尊,我等亦欲擁護読誦受持法華経者,除其衰患,若有伺求法師短者,令不得便。」即於仏前,而説咒曰: 伊提履 伊提泯 伊提履 阿提履 伊提履 泥履 泥履 泥履 泥履 泥履 楼醯 楼醯 楼醯 楼醯 多醯 多醯 多醯 兜醯 □醯 「寧上我頭上,莫悩於法師。若夜叉、若羅刹、若餓鬼、若富単那、若吉遮、若毗陀羅、若犍馱、若烏摩勒伽、若阿跋摩羅、若夜叉吉遮、若人吉遮、若熱病、若一日、若二日、若三日、若四日、乃至七日、若常熱病,若男形、若女形、若童男形、若童女形,乃至夢中,亦復莫悩。」即於仏前、而説偈言: 若不順我咒,悩乱説法者,頭破作七分,如阿梨樹枝。如殺父母罪,亦如圧油殃,斗秤欺誑人,調達破僧罪。 犯此法師者,当獲如是殃。

書き下し

爾の時、羅刹女等有り、一を藍婆と名づけ、二を毘藍婆と名づけ、三を曲歯と名づけ、四を華歯と名づけ、五を黒歯と名づけ、六を多髪と名づけ、七を無厭足と名づけ、八を持瓔珞と名づけ、九を睾帝と名づけ、十を奪一切衆生精気と名づく。是の十羅刹女、鬼子母、並びに其の子、及び眷属と、倶に仏の所に詣り、同声に仏に白して言さく。「世尊、我等も亦、法華経を読誦し受持する者を擁護して、其の衰患を除かんと欲す。若し法師の短を伺い求むる者有らば、便を得ざらしめん。」即ち仏前に於いて、呪を説いて曰く、 伊提履 伊提泯 伊提履 阿提履 伊提履 泥履 泥履 泥履 泥履 泥履 樓醯 樓醯 樓醯 樓醯 多醯 多醯 多醯 兜醯 □醯 「寧ろ我が頭上に上るとも、法師を悩ますこと莫れ。若しは夜叉、若しは羅刹、若しは餓鬼、若しは富単那、若しは吉遮、若しは毘陀羅、若しは犍駄、若しは烏摩勒伽、若しは阿跋摩羅、若しは夜叉吉遮、若しは人吉遮、若しは熱病、若しは一日、若しは二日、若しは三日、若しは四日、乃至七日、若しは常の熱病、若しは男形、若しは女形、若しは童男形、若しは童女形、乃至夢の中にても、亦復悩ますこと莫れ。」即ち仏前に於いて、偈を説いて言わく、 若し我が呪に順わず、説法者を悩乱せば、頭破れて七分と作ること、阿梨樹の枝の如くならん。父母を殺す罪の如く、亦油を圧す殃の如く、斗秤をもって人を欺誑し、調達が僧を破せし罪の如くならん。 此の法師を犯す者は、当に是の如き殃を獲べし。

現代語訳

そのとき羅刹女たちがいました。一を藍婆、二を毘藍婆、三を曲歯、四を華歯、五を黒歯、六を多髪、七を無厭足、八を持瓔珞、九を睾帝、十を奪一切衆生精気といいます。この十人の羅刹女は、鬼子母とその子、眷属とともに仏のもとに来て、声をそろえて申し上げました。世尊、私たちもまた、法華経を読誦し受け持つ人を守り、その衰えや災いを取り除きたいと思います。もし法師の隙をうかがう者がいたら、つけ入らせません。そして仏の前で呪を説いて言いました。 (ここに陀羅尼の呪文が音写で記されます。訳は付しません。) 私の頭の上に乗ることがあっても、法師を悩ませてはなりません。夜叉、羅刹、餓鬼、富単那、吉遮、毘陀羅、犍駄、烏摩勒伽、阿跋摩羅、夜叉吉遮、人吉遮などの鬼神も、熱病も、一日おき、二日おき、三日おき、四日おき、七日おきに起こる熱病も、また絶えず続く熱病も、男の姿、女の姿、少年の姿、少女の姿で現れるものも、夢の中でさえ、法師を悩ませてはなりません。そして仏の前で偈を説いて言いました。 もし私の呪に従わず、説法者を悩み乱すなら、その頭は七つに裂け、阿梨樹の枝のようになるでしょう。それは父母を殺す罪のように、また油を搾り取って人を苦しめる罪のように、はかりで人をだます罪のように、提婆達多が教団を破った罪のようなものです。 この法師を犯す者は、必ずこのような報いを受けるでしょう。

解説

鬼子母と十人の羅刹女が、経を持つ人を守ると誓う場面です。鬼子母は子を食う鬼女だったが仏に教化されたという伝承で知られますが、この節自体には、かつての悪行への言及はありません。悩ます者に厳しい報いを述べる偈は、当時の呪術的な世界観に立つ表現で、そのまま現代の規範にはなりません。ただ、かつて害をなした側の者が守り手に回るという構図からは、立場が変われば最も頼もしい味方になるという、人材の見方を読み取ることもできます。
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人生を、一行の式にしてみた。

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この章句が説くこと

羅刹女鬼子母擁護悩乱調達陀羅尼

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