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法華経 / 授記品第六(4)

爾時世尊復告諸比丘眾:「我今語汝,是大迦旃延,於當來世,以諸供具、供養奉事八千億佛,恭敬、尊重。諸佛滅後,各起塔廟,高千由旬,縱廣正等五百由旬,皆以金、銀、琉璃、硨磲、瑪瑙、真珠、玫瑰、七寶合成,眾華、瓔珞、塗香、末香、燒香、繒蓋、幢幡,供養塔廟。過是已後,當復供養二萬億佛,亦復如是。」 「供養是諸佛已,具菩薩道。當得作佛,號曰閻浮那提金光如來、應供、正遍知、明行足、善逝世間解、無上士、調御丈夫、天人師、佛、世尊。其土平正,玻璃為地,寶樹莊嚴、黃金為繩、以界道側,妙華覆地,周遍清淨,見者歡喜。無四惡道,地獄、餓鬼、畜生、阿修羅道。多有天、人、諸聲聞眾、及諸菩薩,無量萬億、莊嚴其國。佛壽、十二小劫,正法住世、二十小劫,像法亦住二十小劫。」 爾時世尊欲重宣此義,而說偈言: 諸比丘眾、皆一心聽,如我所說,真實無異。 是迦栴延,當以種種,妙好供具、供養諸佛。 諸佛滅後,起七寶塔,亦以華香、供養舍利。 其最後身,得佛智慧,成等正覺。國土清淨, 度脫無量,萬億眾生,皆為十方,之所供養, 佛之光明,無能勝者。其佛號曰,閻浮金光。 菩薩聲聞,斷一切有,無量無數,莊嚴其國。

新字:爾時世尊復告諸比丘衆:「我今語汝,是大迦旃延,於当来世,以諸供具、供養奉事八千億仏,恭敬、尊重。諸仏滅後,各起塔廟,高千由旬,縦広正等五百由旬,皆以金、銀、琉璃、硨磲、瑪瑙、真珠、玫瑰、七宝合成,衆華、瓔珞、塗香、末香、焼香、繒蓋、幢幡,供養塔廟。過是已後,当復供養二万億仏,亦復如是。」 「供養是諸仏已,具菩薩道。当得作仏,号曰閻浮那提金光如来、応供、正遍知、明行足、善逝世間解、無上士、調御丈夫、天人師、仏、世尊。其土平正,玻璃為地,宝樹荘厳、黄金為縄、以界道側,妙華覆地,周遍清浄,見者歓喜。無四悪道,地獄、餓鬼、畜生、阿修羅道。多有天、人、諸声聞衆、及諸菩薩,無量万億、荘厳其国。仏寿、十二小劫,正法住世、二十小劫,像法亦住二十小劫。」 爾時世尊欲重宣此義,而説偈言: 諸比丘衆、皆一心聴,如我所説,真実無異。 是迦栴延,当以種種,妙好供具、供養諸仏。 諸仏滅後,起七宝塔,亦以華香、供養舎利。 其最後身,得仏智慧,成等正覚。国土清浄, 度脱無量,万億衆生,皆為十方,之所供養, 仏之光明,無能勝者。其仏号曰,閻浮金光。 菩薩声聞,断一切有,無量無数,荘厳其国。

書き下し

爾の時、世尊、復た諸の比丘衆に告げたまわく、「我、今、汝に語る、是の大迦旃延は、当来世に於て、諸の供具を以て、八千億の仏を供養し奉事して、恭敬尊重せん。諸仏の滅後、各塔廟を起てん、高さ千由旬、縦広正等にして五百由旬、皆金、銀、瑠璃、硨磲、瑪瑙、真珠、玫瑰、七宝を以て合成し、衆華、瓔珞、塗香、末香、焼香、繒蓋、幢幡をもて、塔廟を供養せん。是れを過ぎて已後、当に復た二万億の仏を供養すること、亦復た是くの如くせん。」 「是の諸仏を供養し已りて、菩薩道を具え、当に作仏することを得、号して閻浮那提金光如来、応供、正遍知、明行足、善逝世間解、無上士、調御丈夫、天人師、仏、世尊と曰わん。其の土は平正にして、玻璃を地と為し、宝樹荘厳し、黄金を縄と為して、以て道の側を界い、妙華地を覆い、周遍して清浄なり、見る者歓喜す。四悪道、地獄、餓鬼、畜生、阿修羅道無し。多く天、人、諸の声聞衆、及び諸の菩薩有り、無量万億にして、其の国を荘厳せん。仏の寿は十二小劫、正法の世に住すること二十小劫、像法も亦二十小劫住せん。」 爾の時、世尊、重ねて此の義を宣べんと欲して、偈を説きて言わく、 諸の比丘衆、皆一心に聴け、我が説く所の如く、真実にして異ること無し。 是の迦栴延は、当に種種の、妙好の供具を以て、諸仏を供養すべし。 諸仏の滅後、七宝の塔を起て、亦華香を以て、舎利を供養せん。 其の最後身に、仏の智慧を得、等正覚を成ぜん。国土は清浄にして、 無量万億の衆生を度脱し、皆十方の、供養する所と為らん。 仏の光明は、能く勝つ者無し。其の仏の号は、閻浮金光と曰わん。 菩薩声聞、一切の有を断じ、無量無数にして、其の国を荘厳せん。

現代語訳

そのとき世尊は、再び比丘たちに告げられました。「私は今あなたたちに語る。この大迦旃延は、未来の世で、さまざまな供え物をもって八千億の仏にお仕えして供養し、敬い尊ぶであろう。諸仏が亡くなった後には、それぞれ塔廟を建てる。高さは千由旬、縦横は等しく五百由旬、すべて金、銀、瑠璃、しゃこ貝、瑪瑙、真珠、玫瑰の七つの宝で合わせて造り、花々、首飾り、塗り香、粉の香、焼く香、絹の天蓋、のぼりや旗で塔廟を供養するであろう。それを過ぎた後、さらに二万億の仏を、同様に供養するであろう」。 「これらの仏を供養し終えて、菩薩の道を備え、仏になることができ、名を閻浮那提金光如来、応供、正遍知、明行足、善逝、世間解、無上士、調御丈夫、天人師、仏、世尊というであろう。その国土は平らで正しく、玻璃が大地となり、宝の樹が飾り、黄金の縄で道の脇に境をつくり、妙なる花が地を覆い、あまねく清らかで、見る者は喜ぶ。四つの悪い境涯、地獄、餓鬼、畜生、阿修羅の道はない。多くの天、人、声聞の衆、菩薩がいて、量り知れず万億にも及び、その国を飾る。仏の寿命は十二小劫、正法が世に住するのは二十小劫、像法もまた二十小劫住するであろう」。 そのとき世尊は、この意味をもう一度述べようとして、偈を説いて言われました。 比丘たちよ、みな一心に聴きなさい。私の説くとおりで、真実であって違いはない。この迦栴延は、さまざまな美しい供え物をもって諸仏を供養するであろう。諸仏の亡くなった後には、七宝の塔を建て、花と香で舎利を供養するであろう。その最後の身で仏の智慧を得て、正しい悟りを成し遂げる。国土は清らかで、量り知れない万億の人々を救い、みな十方の人々から供養される。仏の光明は、これに勝るものがない。その仏の名は閻浮金光という。菩薩と声聞は、一切の迷いの存在を断ち、量り知れず数えきれず、その国を飾るであろう。

解説

迦旃延への授記です。ここでは、仏が亡くなった後に七宝の塔を建てて供養する、という描写が詳しく語られます。当時の仏教で、舎利や塔への供養が重んじられていたことが背景にあります。壮麗な供養の描写は現代の感覚には遠いものの、功績を積む行いが、長い時間をかけた成長として描かれている点に着目できます。授記は一度の評価ではなく、これから積み上げる行為を含めた将来像として語られており、人材の将来を長い時間軸で語る視点を学べます。
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この章句が説くこと

迦旃延授記塔廟供養七宝八千億の仏閻浮金光

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