導師導古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

抱朴子外篇 / 廣譬

抱樸子曰:南金不為處幽而自輕,瑾瑤不以居深而止潔。誌道者不以否滯而改圖,守正者不以莫賞而茍合。

新字:抱樸子曰:南金不為処幽而自軽,瑾瑤不以居深而止潔。誌道者不以否滞而改図,守正者不以莫賞而苟合。

書き下し

抱朴子曰く、南金は幽に処るを為して自ら軽んぜず、瑾瑤は深きに居るを以て潔きを止めず。志道者は否滞を以て図を改めず、守正者は賞せらるる莫きを以て苟くも合せず。

現代語訳

抱朴子は言う。南の黄金は、人目につかぬ所にあるからといって自ら価値を軽んぜず、瑾や瑤の美玉は、深い所にあるからといって清らかさを失わない。道に志す者は行き詰まりがあっても計画を改めず、正を守る者は賞されなくても迎合して合わせることをしない。

解説

評価されない時期の身の処し方を述べる段です。「南金は幽に処るを為して自ら軽んぜず」。黄金は日の当たらぬ場所にあっても価値が変わらず、玉は深くにあっても清らかさを失いません。同じく、志を持つ人は行き詰まりで方針を変えず、正しさを守る人は認められなくても迎合しません。評価と価値は別で、価値のほうは本人が持っている、という立場です。成果が見えにくい部門や、地味な役割を担う人にとっての支えになる一方、上司には、価値を持ちながら見えていない人を探す役目があることを示す段でもあります。

この章句が説くこと

南金は幽に処るを為して自ら軽んぜず瑾瑤は深きに居るを以て潔きを止めず賞せらるる莫きを以て苟くも合せず信念評価

関連する章句

古典の入門書『人生の教科書』の表紙

人生の答えは、ぜんぶ古典に書いてあった。

古典の入門書『人生の教科書』(PDF)と、師導の全機能1か月がセットで700円。二十四の悩みに、論語・老子・孫子から徒然草・五輪書までが答えます。

本の中身を見る
古典の入門書『人生の教科書』(PDF)+師導1か月=700円 本を見る