般若心経 / 『般若心経』不生不滅の空相
舍利子!是諸法空相、不生不滅、不垢不淨、不增不減。
新字:舎利子!是諸法空相、不生不滅、不垢不浄、不增不減。
書き下し
舎利子よ、是の諸法は空相にして、生ぜず滅せず、垢れず浄からず、増さず減らず。
現代語訳
舎利子よ、あらゆるものごとのありのままの姿は空であり、生じることも滅することもなく、汚れることも清らかになることもなく、増えることも減ることもありません。
解説
空の姿を、三組の対で言い表した一節です。生と滅、垢と浄、増と減という、私たちが物事を測る基本の物差しを、ひとつずつ外していきます。諸法とはあらゆるものごとのことです。たとえば売上の増減や評判の善し悪しは大切な指標ですが、それだけで物事の本質が決まるわけではない、と読むこともできます。数字や評価に一喜一憂して判断を誤りそうなときに、物差しそのものを一歩引いて眺める視点を与えてくれます。経が何を否定しているかを、ここでよく確かめられます。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
諸法空相不生不滅不垢不浄不増不減物差し
関連する章句
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