般若心経 / 『般若心経』色即是空・空即是色
舍利子!色不異空、空不異色、色即是空、空即是色;受、想、行、識、亦復如是。
新字:舎利子!色不異空、空不異色、色即是空、空即是色;受、想、行、識、亦復如是。
書き下し
舎利子よ、色は空に異ならず、空は色に異ならず、色は即ち是れ空、空は即ち是れ色なり。受、想、行、識も、亦復た是の如し。
現代語訳
舎利子よ、形あるものは空と別のものではなく、空は形あるものと別のものではありません。形あるものはそのまま空であり、空はそのまま形あるものです。感じること、思い浮かべること、心のはたらき、識別することも、同じです。
解説
この経でもっとも知られた一句です。色は形あるもの、空は固定した実体がないことを指し、両者は別々の世界ではなく同じことの表と裏だと言います。舎利子は釈尊の弟子の舎利弗で、観自在菩薩が語りかける相手です。空は「何もない」という意味ではなく、あらゆるものが他との関わりの中で成り立っているという見方と読まれます。組織や役割も、関係が変われば姿が変わります。今の部署や仕組みを絶対のものとせず、関係の中で捉え直す手がかりになります。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
色空色即是空空即是色受想行識舎利子
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般若心経・『般若心経』不生不滅の空相舎利子よ、是の諸法は空相にして、生ぜず滅せず、垢れず浄からず、増さず減らず。
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葉隠・聞書第二身は、無相(むそう)の中より生を享(う)くとあり。何もなき所に居るが、色即是空なり。其(そ)の何もなき所にて万事を備うるが、空即是色なり。二つにならぬ様にとなり。
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二宮翁夜話・巻之二或(ある)問(と)ひて曰(いわ)く、仏経に色則是空(しきそくぜくう)、空則是色(くうそくぜしき)といへるは、如何(いか)なる意ぞ、翁曰く、譬(たと)へば二一天作の五、二五十と云ふに同じ、只其の云ひ様の妙なるのみなり、深意あるが如く聞ゆれ共、別に深意あるにあらざるなり、夫(そ)れ天地間の万物、眼に見ゆる物を色といひ、眼に見えざる物を空と云へるなり、空といへば何も無きが如く思へ共、既に気あり、気あるが故に直(ただ)ちに色を顕(あらわ)す也、譬へば氷と水との如し、氷は寒気に依(よ)りて結び暖気に因(よ)りて解く、水は寒に因りて死して氷となり、氷は暖気に因りて死して元の水に帰す、生ずれば滅し、滅すれば生ず、然れば、有常も有常にあらず無常も無常にあらず、此の道理を色則是空空則是色と説けるなり。
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『六祖壇経』般若品第二善知識、吾が空を説くを聞きて、便ち即ち空に著すること莫かれ。第一に空に著すること莫かれ。若し心を空しくして静坐せば、即ち無記空に著す。善知識、世界の虚空は、能く万物の色像を含む。日月星宿、山河大地、泉源渓澗、草木叢林、悪人善人、悪法善法、天堂地獄、一切の大海、須弥の諸山、総て空中に在り。世人の性の空なるも、亦復た是の如し。善知識、自性能く万法を含む、是れ大なり。万法は諸人の性中に在り。若し一切人の悪と善とを見て、尽く皆取らず捨てず、亦染著せず、心虚空の如くなる、之を名づけて大と為す。故に摩訶と曰ふ。善知識、迷人は口に説き、智者は心に行ふ。又迷人有り、心を空しくして静坐し、百に思ふ所無く、自ら称して大と為す。此の一輩の人は、与に語るべからず、邪見為るが故なり。善知識、心量広大にして、法界に遍周す。用ふれば即ち了了分明にして、応用すれば便ち一切を知る。一切即一、一即一切なり。来去自由にして、心体滞ること無き、即ち是れ般若なり。善知識、一切の般若の智は、皆自性より生じ、外より入らず。意を錯り用ふること莫かれ。名づけて真性の自用と為す。一真なれば一切真なり。心量は大事なり、小道を行ぜず。口に終日空を説きて、心中に此の行を修せざること莫かれ。恰も凡人の自ら国王と称するが似(ごと)し、終に得べからず。吾が弟子に非ず。