古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

群書治要 / 『群書治要』後漢書・帝は民なくして立たず

臣聞人非天地、無以為生、天地非人、無以為靈、是故帝非民不立、民非帝不寧、夫天之與帝、帝之與民、猶頭之與足、相須而行也。

新字:臣聞人非天地、無以為生、天地非人、無以為霊、是故帝非民不立、民非帝不寧、夫天之与帝、帝之与民、猶頭之与足、相須而行也。

書き下し

臣聞く、人は天地に非ざれば、以て生を為す無く、天地は人に非ざれば、以て霊を為す無し。是の故に帝は民に非ざれば立たず、民は帝に非ざれば寧からず。夫れ天と帝、帝と民とは、猶お頭と足とのごとく、相い須ちて行くなり。

現代語訳

私が聞きますに、人は天地がなければ生きていけず、天地も人がいなければ霊妙な働きを現しません。だから帝は民がいなければ立つことができず、民は帝がいなければ安らかに暮らせません。天と帝、帝と民との関係は、頭と足のようなもので、互いに頼りあって進むのです。

解説

劉陶は後漢の桓帝のころの人です。大将軍梁冀が権勢をふるい、飢饉や災異が続いていた時期に、太学に学ぶ身で上疏し、政治の乱れを訴えました。ここでは君主と民を頭と足にたとえ、一方だけでは動けない関係として示します。上に立つ者は頭にあたり、考える役目ですが、足が動かなければどこへも行けません。経営者や管理職も、現場で動く人を、指示を実行するだけの手足としてではなく、自分の進む力そのものとして見る必要があります。現場の疲れや不満は、頭の痛みとして受けとめるべき信号です。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

本の中身を見る

この章句が説くこと

君民一体頭と足民天劉陶相須

関連する章句

本2冊(人生の方程式・人生の教科書)+師導1か月=700円本を見る