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言志四録 / 言志耋録 第百十九条 我自ら感じて人感ず

我自感。而後人感之。

書き下し

我自ら感じて、而る後に人之に感ず。

現代語訳

自分がまず心から感じてこそ、その後で人もそれに感じるのである。

解説

感応を論じる一連の条の中の、ごく短い一条です。自分がまず心から感じ入ってこそ、人もそれに感じて動く、と一斎は言います。前条で感と応が循環することを述べましたが、その循環の起点は自分の側にあるというのです。自分が本気で心を動かされていないことを語っても、人の心は動きません。逆に、自分が深く感じたことは、言葉が拙くても不思議と相手に伝わるものです。人を動かそうとするとき、まず問われるのは話し方の技術ではなく、自分自身がどれだけそのことに感じているかでしょう。組織の方針や理念を伝える立場にある人にとって、自分がそれに本当に納得しているかを確かめる手がかりになります。

この章句が説くこと

感応率先共感熱意伝える力

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