導師導古典を学びたいすべての人に

言志四録 / 言志晩録 第五十二条 修辞立誠

文詞可以見其爲人。况復留貽於後。宜以脩辭立誠爲眼目。

新字:文詞可以見其為人。況復留貽於後。宜以脩辞立誠為眼目。

書き下し

文詞は以て其の人と為りを見るべし。況んや復た後に留貽するをや。宜しく修辞立誠を以て眼目と為すべし。

現代語訳

文章によってその人の人柄を見ることができる。ましてそれが後世に残されるのであればなおさらである。「辞を修めて誠を立てる」ことを眼目とすべきである。

解説

「修辞立誠」は『易経』乾卦文言伝の「辞を修めて其の誠を立つ」によります。言葉を整えるのは、飾るためではなく、自分の誠を打ち立てるためだという意味です。一斎は、文章には書き手の人となりが表れ、しかも後世にまで残ると言います。だからこそ、書くときには誠を主眼とせよというのです。前条の「綺語麗辞」を退ける考えと対になっています。メールや報告書、SNSの投稿も、書いた人の人柄を映し、思いのほか長く残ります。言葉を整えることを、自分の誠実さを形にする作業ととらえ直すと、書く姿勢が少し変わってくるかもしれません。

この章句が説くこと

修辞立誠文章誠人柄易経

関連する章句

古典の入門書『人生の教科書』の表紙

人生の答えは、ぜんぶ古典に書いてあった。

古典の入門書『人生の教科書』(PDF)と、師導の全機能1か月がセットで700円。二十四の悩みに、論語・老子・孫子から徒然草・五輪書までが答えます。

本の中身を見る
古典の入門書『人生の教科書』(PDF)+師導1か月=700円 本を見る