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言志四録 / 南洲手抄

意之誠否、須於夢寐中事驗之。

新字:意之誠否、須於夢寐中事験之。

書き下し

意の誠否は、須らく夢寐中の事に於て之を験すべし。

現代語訳

自分の心が本当に誠実かどうかは、夢の中の出来事によって試してみるべきである。

解説

誠実さの本物度を測る、意表を突く物差しを示した一条です。起きている間は、人は体裁を繕い、意志で心を制御できます。しかし夢は、意識の統制が外れた素の心が現れる場。だからこそ、夢に何が現れるかを見れば、自分の誠がどこまで本物かがわかる、と一斎は言います。表面的な行儀ではなく、無意識にまで誠が浸透しているか——ここまで来て初めて本物だという、修養の厳しさを物語ります。自分を偽れる場面での振る舞いより、誰も見ておらず自分でも制御できない場面にこそ、本性が出る。深く鋭い自己点検の視点です。

この章句が説くこと

無意識自己点検

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