易経 / 夬卦
不勝而往,咎也。 莫夜有戎,得中道也。 君子夬夬,終无咎也。 其行次且,位不當也。聞言不信,聰不明也。 中行无咎,中未光也。 无號之凶,終不可長也。周易 第四十四卦 巽下乾上 易經:姤:女壯,勿用取女。 初六:系于金柅,貞吉,有攸往,見凶,羸豕孚踟躅。 九二:包有魚,无咎,不利賓。 九三:臀无膚,其行次且,厲,无大咎。 九四:包无魚,起凶。 九五:以杞包瓜,含章,有隕自天。 上九:姤其角,吝,无咎。 彖曰:
新字:不勝而往,咎也。 莫夜有戎,得中道也。 君子夬夬,終无咎也。 其行次且,位不当也。聞言不信,聰不明也。 中行无咎,中未光也。 无号之凶,終不可長也。周易 第四十四卦 巽下乾上 易経:姤:女壮,勿用取女。 初六:系于金柅,貞吉,有攸往,見凶,羸豕孚踟躅。 九二:包有魚,无咎,不利賓。 九三:臀无膚,其行次且,厲,无大咎。 九四:包无魚,起凶。 九五:以杞包瓜,含章,有隕自天。 上九:姤其角,吝,无咎。 彖曰:
書き下し
勝たずして往くは、咎なり。莫夜に戎有るも、中道を得ればなり。君子夬夬たるは、終に咎无きなり。其の行くこと次且たるは、位当らざればなり。言を聞きて信ぜざるは、聡明らかならざればなり。中行なれば咎无しとは、中未だ光いならざるなり。号ぶこと无きの凶は、終に長かるべからざるなり。周易 第四十四卦。巽下乾上。易経。姤(こう)は、女壮んなり、女を取るに用ゐる勿かれ。初六、金柅(きんじ)に系(つな)ぐ、貞にして吉。往く攸有れば凶を見る。羸豕(るいし)孚(まこと)に踟躅(ちちょく)す。九二、包(つと)に魚有り、咎无し、賓に利あらず。九三、臀に膚无く、其の行くこと次且たり、厲ふけれども大いなる咎无し。九四、包に魚无し、起(た)てば凶。九五、杞(き)を以て瓜を包む、章を含む、天より隕(お)つる有り。上九、其の角に姤(あ)ふ、吝なれども咎无し。彖に曰く、
現代語訳
勝てないのに進むのは咎である。夜中に敵襲があっても心配いらないとは、中の道を得ているからである。君子が決然とするのは、最後には咎がない。行き悩んでためらうのは、位がふさわしくないからである。人の忠告を聞いても信じないのは、耳が明らかでないからである。中の道を行えば咎がないとは、その中の徳がまだ大きく輝いていないのである。叫んで助けを求める相手もいない凶とは、最後には長く続けられないということである。周易 第四十四卦。下が巽(風)、上が乾(天)。易経にいう。姤(思いがけず出会う)の卦。女が強すぎる。このような女を娶ってはならない。初六、金属の車止めにつなぎとめる。正しくしていれば吉。行く所があれば凶に遭う。やせた豚がまことに跳ね回ろうとしている。九二、包みの中に魚がある。咎はないが、客に出すのはよくない。九三、尻に肉がなく、行き悩んでためらう。危ういが大きな咎はない。九四、包みの中に魚がない。事を起こせば凶。九五、杞(き、背の高い木)の葉で瓜を包む。美しさを内に含む。天から降ってくるものがある。上九、角の先で出会う。恥をかくが咎はない。彖伝にいう。
解説
関連する章句
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易経・益卦元吉にして咎无しとは、下は事を厚くせざるなり。或いは之を益すとは、外より来るなり。益すに凶事を用ゐるとは、固(もと)より之を有すればなり。公に告ぐれば従はるとは、以て志を益すなり。孚有りて心を恵むとは、之を問ふ勿きなり。我が徳を恵とすとは、大いに志を得るなり。之を益すこと莫しとは、偏辞なり。或いは之を撃つとは、外より来るなり。周易 第四十三卦。乾下兌上。易経。夬(かい)は、王庭に揚ぐ。孚ありて号(さけ)ぶ、厲(あや)ふきこと有り。告ぐること邑よりす、戎(じゅう)に即くに利あらず、往く攸有るに利あり。初九、前(すす)む趾に壮んなり、往きて勝たざれば咎と為す。九二、惕(おそ)れて号ぶ、莫夜(ぼや)に戎有るも、恤ふる勿かれ。九三、頄(つらぼね)に壮んなり、凶有り。君子は夬夬(かいかい)として、独り行きて雨に遇ふ、濡るるが若くして慍(いか)らるること有るも、咎无し。九四、臀(しり)に膚无く、其の行くこと次且(ししょ)たり。羊を牽けば悔亡ぶも、言を聞きて信ぜず。九五、莧陸(けんりく)夬夬たり、中行なれば咎无し。上六、号ぶこと无し、終に凶有り。彖に曰く、
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易経・姤卦金柅に系ぐとは、柔道牽(ひ)けばなり。包に魚有りとは、義として賓に及ぼさざるなり。其の行くこと次且たるは、行きて未だ牽かれざるなり。魚无きの凶とは、民に遠ざかればなり。九五の章を含むは、中正なればなり。天より隕つる有りとは、志命を舎(す)てざるなり。其の角に姤ふとは、上窮まりて吝なり。周易 第四十五卦。坤下兌上。易経。萃(すい)は、亨る。王有廟に假(いた)る。大人を見るに利あり、亨る。貞に利あり。大牲を用ゐて吉、往く攸有るに利あり。初六、孚有れども終へず、乃ち乱れ乃ち萃(あつ)まる。若(も)し号べば一握して笑ひと為る、恤ふる勿かれ、往けば咎无し。六二、引かるれば吉にして咎无し、孚あれば乃ち禴(やく)を用ゐるに利あり。六三、萃如たり、嗟如(さじょ)たり、利しき攸无し、往けば咎无きも、小しく吝。九四、大吉にして咎无し。九五、萃むるに位有り、咎无し。孚とせられざれば、元いに永く貞にすれば、悔亡ぶ。上六、齎咨涕洟(せいしていい)す、咎无し。彖に曰く、
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易経・彖伝姤(こう)は、遇(ぐう)なり。柔の剛に遇(あ)うなり。「女を取(めと)るに用うる勿(なか)れ」とは、与(とも)に長かるべからざればなり。天地相遇いて、品物咸(ことごと)く章(あき)らかなり。剛、中正に遇いて、天下大いに行わる。姤の時義、大なるかな。
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易経・彖伝夬(かい)は、決なり。剛の柔を決するなり。健にして説(よろこ)び、決して和す。「王庭に揚(あ)ぐ」とは、柔の五剛に乗ればなり。「孚(まこと)ありて号(さけ)ぶ、厲(あや)うきあり」とは、其の危うきこと乃ち光(おお)いなればなり。「邑(ゆう)より告ぐ、戎(じゅう)に即(つ)くに利あらず」とは、尚(たっと)ぶ所乃ち窮すればなり。「往(ゆ)く攸(ところ)あるに利あり」とは、剛長じて乃ち終わればなり。
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易経・雑卦豊は故多きなり。親寡きは旅なり。離は上りて、坎は下るなり。小畜は寡きなり。履は処(を)らざるなり。需は進まざるなり。訟は親しまざるなり。大過は顛(くつがへ)るなり。姤は遇ふなり、柔剛に遇ふなり。漸は女帰ぐに男の行くを待つなり。頤は正を養ふなり。既済は定まるなり。帰妹は女の終りなり。未済は男の窮まるなり。夬は決するなり、剛柔を決するなり。君子の道長じ、小人の道消するなり。
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易経・同人卦門を出でて人に同じくす、又誰か咎めん。人に同じくするに宗に于いてすとは、吝の道なり。戎を莽に伏すとは、敵剛なればなり。三歳まで興らず、安んぞ行かん。其の墉に乗るとは、義として克たざるなり。其の吉なるは、則ち困しみて則に反ればなり。人に同じくするの先とは、中直を以てなり。大師相遇うとは、相克つを言うなり。人に同じくするに郊に于いてすとは、志未だ得ざるなり。周易 第十四卦。乾下離上。易経。大有は、元いに亨る。初九、害に交わる无し、咎に匪ず。艱しめば則ち咎无し。九二、大車以て載す、往く攸有り、咎无し。九三、公用て天子に亨せらる、小人は克わず。九四、其の彭なるに匪ず、咎无し。六五、厥の孚交如たり、威如たり、吉。上九、天より之を佑く、吉にして利ろしからざる无し。彖に曰く、
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